最近も、良くSNSの炎上を目にします。
炎上しても仕方ないと思わせる、有名人の不適切な発言も有りますが、一般人が「こんな良いこと有りました」的な、本来ならほっこりするようなつぶやきにも、「幸せマウントだ!」なんていういちゃもんがついて、それに対して否定派と賛同派で論争に成って炎上したりしています。
昔は見えなかった不条理な意見
今や「オールドメディア」とまで呼ばれるように成ったテレビ、新聞ですが、そこでは不条理で中傷的な意見て、見ることは無かったと思います。
そういう発言をするコメンテーターも居ましたが、人気が無く、すぐにテレビから消えていました。
それが今やSNSのせいで、他人を誹謗中傷する意見を、多数目にするように成っています。
つまり、人気に関係無ければ、そういう意見を言う人間は、少なからず居たということです。
見ず知らずの人間相手で匿名であれば、人はとても残酷に成れる証拠でもあります。
6割が頭も性格も悪い
初老を迎えた筆者ですが、最近気づいたことが有ります。
それは、偏差値の中央値は50では無いということです。
どういうことかというと、中央値とは、一番その値を取った人が多いところの数値を指します。
例えば100点満点のテストで、平均点が40点だった場合、得点が40点の人は偏差値50ちょうどです。
その内訳を見ると、実は35点を取った人が一番多いのですが、100点を取った人も居るために、平均点が40点なのです。
つまり、偏差値の中央値は43~47といったところ。
IQで言うと、85~95(平均は100)といったところです。
つまり比較的にいうと、頭の悪い人は全体の7割程度を占めるということです。
そして、これも比較的にですが、性格が悪い人も同様に7割程度に成るというのが、筆者の経験上の分析です。
そして、頭が悪い人と性格が悪い人の条件を兼ね備えるのは、全体の6割程度に成ります。
そういう人たちが、SNSで不条理な誹謗中傷を行っていると考えます。
多いんです。
昔は必要だった頭も性格も悪い人
狩猟時代も農耕時代も産業革命以降も、何も考えずに生活のために、黙々と働く労働力というのが、一定数必要でした。
そういう労働力として、頭も性格も悪い人はぴったりなのです。
頭が悪くても性格の良い人はリーダーとしての資質が有るために、管理職に成ることが多いです。
頭の良い人は言わずもがな、運営や設計や経営に駆り出されます。
というわけで、頭も性格も悪い人は世の中に必要だったのです。
だから、もし頭の悪い人を根絶やしにしても、時間が経てばまた一定数生まれてくるでしょう。
働かない働き蜂を追い出しても、そのうち残りの一定数がまた働かなくなる現象と一緒です。
不要に成った頭も性格も悪い人
現在、AIが急速に進化、普及しており、それに伴って単純労働は必要無くなりつつあります。
つまり、頭も性格も悪い人の社会的な必要性も無くなっています。
そのせいか、そういった人たちの要望に応じる形で、世界中で右翼政党が人気に成っています。
移民を排除し、優先的に貧困層に仕事を与えるとする右翼政党。
その代わり、ジェンダー問題に対しては従来どうりの対応をし、女性の社会進出も堕胎も許さない。
そんな右翼政党を彼らは指示しています。
そしてSNSの世界では、自分より幸せそうな者や優秀な人を誹謗中傷して、憂さを晴らしています。
人類の習性として、一定数生み出され続ける、頭も性格も悪い人々。
今後、彼らにも新たな居場所が必要です。
そうしないと、社会が不安定に成るし、人間のモラル全体が下がってしまいます。
ベーシックインカムを与えて、ゲームでもしていてもらいましょう。