子供を大切に出来ない国は滅びる | 大学中退者のその後の後

大学中退者のその後の後

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この、長野市の公園廃止問題は、多くの人が知ることとなり、賛否両論の様々な意見が出ました。

 

賛成派は、「一度に4,50人の子供が一斉に騒ぐのでは、たまったものでは無い」などの、苦情を入れた住人に理解を示すものです。

 

それに対し反対派は、「たった1軒の苦情のために、市民全員が影響を受けるのは間違っている」、「子供たちが可哀そう」などの意見でした。

子供は大人たちの犠牲の基に育つ

子供はまず、親が犠牲を払って育てます。

もちろんそこには親子の愛情が有り、どんな親でも、犠牲を犠牲とも思わずに育てているでしょう。

 

親以外の大人たちも、義務教育や大学の助成金などのため、税金を払うことで子育てに協力しています。

 

さらには子を持つ親はPTA活動を通して、通学路での児童の誘導や、夏休み中のプールの監視などのボランティア活動で、自分の子供以外の子供の面倒も見ます。

筆者もやりました。

 

それはもちろん、「教育を受ける権利」などの人道的な問題のためでも有りますが、この国の次の世代を育てるという、国家戦略でも有ります。

 

このように、ほぼ全ての大人が一定の犠牲を払って、次の世代を育てています。

それはどこの国でも同じです。

どんな状況であろうと子育てを最優先すべき

先述したように、子育ては重要な国家戦略の一つです。

ほとんどの大人たちは60~70歳で引退します。

 

さらには、軍隊や建設業などの体力が物を言う職業では、働き手は20~30代が主役に成ります。

岸田総理が今、軍備増強のための増税を模索していますが、それは少子高齢化の影響を受けた自衛隊の装備を強化することで、それを補おうとしたからです。

 

次の世代を確実に育んでいかなければ、国家が滅亡します。

 

この国が明らかに衰えているのは、少子高齢化が原因です。

 

子を産み、育てることと、それを担う若い世代を大切に出来なかったつけが、今の日本の状態です。

 

長野市の公園の問題では、苦情を入れた一家を引っ越しさせるなどの処置が、適切なのではと思います。

子が増えない=子を産む若い女性を大切にしていない

一昔前までは、どこの社会でも、女性が一人で生きて行くことはとても厳しく、結婚し子を産む以外に選択肢は有りませんでした。

だから出生率は今より高めで維持されていました。

 

しかし、コンピューターの登場により、多くの作業が自動化されたり、省力化されました。

それにより、週休二日制が導入され、そして女性でも、それなりの職に就き、それなりに稼げるようにも成りました。

 

そして、それなりに稼げるように成った女性の中には、結婚をリスクと捉え、生涯独身を選択する人も出てきました。

 

結婚をリスクと捉えるということは、男性とその親に問題が有ると思います。

 

さすがに改善が見られてきましたが、まだまだ家事育児を女性に任せきりにするつもり満々の男性が多く居ます。

 

今の時代、女性の負担を減らす努力が必要です。

それがしいては、少子化を防ぐことにも成るでしょう。

いくら男性が望もうとも、女性が望まなければ、子は生まれない

アメリカで、大統領選挙の中間選挙が行われました。

多くの予想を覆し、トランプ氏と共和党は苦戦しました。

 

その原因と言われているのが、「中絶禁止法」の問題です。

キリスト教の宗派、カソリックが多いアメリカ。

そのカソリックの教えの中に、厳格に言うと中絶を認めないというものが有ります。

 

共和党の支持者の多くがカソリックのため、トランプ氏と共和党は中絶禁止を公約として掲げており、実際に共和党の影響が大きい州では、すでに実際に「中絶禁止法」が施行されています。

 

それに対し、性暴力などによる望まぬ妊娠をした場合も中絶出来ないとして、多くの女性とその親たちが反対の立場を取っています。

 

このように、もし無理やり女性を妊娠させたとしても、女性が拒めば子は産まれません。

 

生涯独身を選択する女性が増えてきたとは言いましたが、それでも女性の生涯未婚率は15%ほどです。

それに対し、男性は25%も有り、4人に1人は生涯独身です。

 

望んで独身の男性も居るでしょうが、出産に対するリスクが0な男性が、それほど独身を望むとも思えません。

 

結婚は1:1でするものですから、男女の差分は、複数の初婚女性との結婚をする男性が居るということです。

 

つまり、複数の女性からパートナーとして選ばれて、その人との子を望まれる男性が居る一方、誰からも選ばれず、例え子孫が欲しくても生んでくれる女性が一人も居ない男性も居るということです。

 

モテない男性に、女性から好かれるための方法を教える教育も、有力な少子化対策となるでしょう。

子供と女性を大切に

これも何度も言いますが、国家が生き残るための、とても大事な国家戦略なのです。

 

それは、何よりも優先されるべき事柄なのに、この国では優先度が低いと感じます。

 

最初に出した出来事も然り、電車で赤ちゃんが泣いたときに舌打ちするオジサンの話など、子を大切に出来ない大人の話を良く聞きます。

 

最近だと(最近だけでは無いでしょうが)、駅などの人込みで、ストレスの発散なのか、女性にばかりわざとぶつかる「ぶつかり魔」の話を良く聞きます。

 

子供と女性を大切に出来ない大人は、亡国をもたらす反逆者です。