日本経済の「真田丸」 | 大学中退者のその後の後

大学中退者のその後の後

フリーランスです。仕事の合間の息抜きツブ。

卓球、やりましたね!


私も大好きなスポーツです。


アメリカのシリコンバレーで、アメリカ企業が韓国、中国勢に押されている様を表現する言葉に、「シリコンバレーで卓球台が売れなくなった」というのが有るそうです。


シリコンバレーに有る、IT企業などのオフィスには、必ずと言っていいほど、卓球台が置かれていて、社員が休憩時間などに良くプレーするとのこと。


ビリヤード台が置かれている、ウォール街のオフィスとは対照的です。


競技では無く、レクリエーションでしょうが、シリコンバレーのエンジニアは皆、卓球が好きなんだそうです。

その理由は、やはり卓球が頭を使うスポーツだからでしょう。


記憶に残るところでは、今年初めて、アインシュタインが予言した「重力波」の観測に成功しましたが、その観測設備にも、卓球台が置かれていました。


よく卓球というスポーツを表すのに、「全力疾走をしながら計算問題を解く」ようだと言いますが、まさにその通りだと思います。


この機会に、ぜひ皆さんも卓球を始めてみてはいかがでしょうか?そしてアメリカのエンジニアの皆さん、単なる遊びじゃなくて、どうせならオリンピック目指してみては?www


さて、日本の企業が、いかに仕事を外部に出すかという話をいたします。


今年ついにフリーランスの数が1000万人を超えるそうです。労働人口の実に6分の1にも達します。


数だけ見ると、すでに仕事の外注化の目標値を達成しているように思えますが、実際はまだまだだと思います。


正確な統計による数字などは有りませんが、実際のフリーランスの方々を見ると、「副業」の方がほとんどだからです。

副業では無くても、例えば専業主婦の方や親の介護をされている方など、労働時間に制限がある方も多いようです。


私もその一人ですが、本業として、生活費に充てる収入の全てをフリーランスの仕事で得るような人がもっと増えないといけないわけです。しかし、皆がフリーランスに成ったところで、仕事が無ければ意味が有りません。


おっと、これは本末転倒です。

フリーランスという働き方は、色んな人が居るように、色んな働き方が有っても良いという、選択肢を増やすという一面ももちろん有るのですが、私がここで書きたいのは、「日本経済的にフリーランスが必要だ」という話です。


そこでタイトルです。


大河、見てます?まあ、見ずとも、「大阪冬の陣」で真田幸村が築いた「真田丸」をご存じの方は多いと思います。


「真田丸」の一番の役割は「遊撃」です。幸村はこれを効果的に行い、徳川幕府軍を撤退に追い込みました(ネタバレ?注意)。


フリーランスは大変に有効な「遊撃手」と成るということです。


前回のブログに書きましたが、今や「社内失業者」が200万人は居るとのこと。


しかし、残念ながら、彼らは社外に出たとたん、ほとんどが路頭に迷う事になるでしょう。こういう人達こそ、社内で有効に活用しなければ成りません。


では、誰を辞めさせるのか?


私は40代ですが、同世代は団塊ジュニアで、どこの企業でも持て余しています。

そして、優秀なのに、今一ぱっとしないのが、この世代の特徴です。

同じことが言えるのが、バブル入社組である50代にさしかかる世代。


役職には数に限りが有るので、管理職に成れるのは一部のみ、しかし、現場は20代、30代が主力です。


まずは、そんな世代からクビにしましょう!


と、まあ、簡単には行かないですよね。簡単にクビに出来ないよう、法律も有りますし、何より、子育てにお金が掛かるこの世代を簡単にクビにしては、GDPの実に60%を占める国内消費が衰退します。


しかし、この世代ほどフリーランスとして有効な人材は無いでしょう。能力も経験も人脈も十分。


では、いかにして彼らをフリーランスとして独立させるか?


方法はいくつか考えられます。


まず、経団連を中心として、国が進めて行く必要が有るでしょう。

前にも書きましたが、有名なシンクタンクが数字を出しているほどです。国がその必要性を認識していないはずは有りません。


次回からは、これから現実に起きてくるであろう、日本企業内での動きについて、考察したいと思います。