頬骨再び! | 迷える子羊のための美容整形教室

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勇気を出して美容外科治療を決意されたあなたが、その理想に遠回りしないで確実に近づけるために・・・

先週5回にわたって頬骨を小さくする小顔手術のお話をしてきました。

その中で、
「頬骨弓部を削るだけでは小さくならないことは理解できたが、だからといって切れば小さくなるという所が今ひとつ理解できない。」
というご意見をいくつかいただきました。

多分、「曲がりの大きい頬骨を直線的にする。」という私の表現がいけなかったと思います。

これを正確に表現すると「頬骨弓部の湾曲に一番影響している部分を切って小さくすることによって、弓部のカーブを小さくする。」ということです。

自分でこう書いてみて、さらに分かりにくくなってしまった気がしますね。(^_^;)

そういうわけで、少しでも理解していただくのに役立てばと模型を作ってみました。

模型と言うとかっこいいのですが、単に子供用の紙粘土をこねて作ったしょぼいものです。

その前に以前出した写真を使ってもう一度簡単に説明すると

$迷える子羊のための美容整形教室この写真は下顎の骨をはずした頭蓋骨を下から見たところです。
$迷える子羊のための美容整形教室そして、上の写真の一部(赤い四角)を拡大したのがこの写真です。
すでに弓部が大きい方と小さい方を重ねて差がわかるようにしてあります。

$迷える子羊のための美容整形教室
上の写真をを分かりやすくするためにイラスト的にしたのがこれです。


この大きい方の頬骨弓部を削っても小さい頬骨弓部と一緒にならないのはこのイラストでも一目瞭然なのですが、切ると一緒になるという所の説明が今一つ理解を得られなかったようです。






そこで、先ほどお話しした手作り頬骨模型の登場です。

$迷える子羊のための美容整形教室手作り感いっぱいですね。とりあえずこれは頬骨弓部が小さい方のつもりです。
$迷える子羊のための美容整形教室こちらは頬骨弓部が大きい方の模型です。
どうです。違いがわかりますか?
分かりやすくするために、先ほどのイラストのように重ねてみます。
$迷える子羊のための美容整形教室ちょっと角度と形が微妙に本物と違うのは目をつぶってください。
でもとりあえず先ほどのイラストの状態に近くなりましたよね。
$迷える子羊のための美容整形教室この大きい方の頬骨から赤く色を塗った部分を切り取ります。
$迷える子羊のための美容整形教室本当の手術もこんなに簡単だといいですね。
$迷える子羊のための美容整形教室切り取って残った弓部をもとの位置にくっつけるとこんな感じで小さくなります。
どうでしょう?先ほどの小さい方の頬骨弓部の形になっているように見えませんか?
見えない! では重ねてみましょう。
$迷える子羊のための美容整形教室如何ですか?ほぼ一緒になりましたね。
あまりにもぴったりして二つの骨が重なっているのも分からないくらいですね。(ちょっと大げさですか?)

















そんな訳で、頬骨を切って小さくするというお話しをしつこくしてきましたが、ご理解いただけましたか。

今回の模型は皆さんに理解していただきやすくするために、本当の頬骨の手術と比べるとかなり単純化されています。

実際には骨切りの角度はもう少し複雑ですし、骨をスライドさせる部分や中枢側の削りも省略されています。

でも、切ることによって本当の意味で頬骨を小さくすることができるということは、前回より多少上手く説明できたのではないかと思います。(大丈夫ですよね(^_^;))

いつになるか分かりませんが、いずれエラや顎の骨の手術のお話もしたいと思います。(リクエストがあればすぐにでも(^-^))

そのときにはまた、今回活躍していただいた「彼」にも再登場していただきます。(気持ち悪いと言わないであげてください。よろしくお願いします。)