UTMBを40時間台で走るには?
単純計算でこのペースです。
キロ14分、時速4.28キロ。
普段の歩きよりも遅いペースです。
そうなんですよ、川崎さん
UTMBは早歩きし続ければ完走できるようになっているのですよ。
もちろん、途中で休憩するから、時々走ったりも必要ですが、完走となれば、基本的には早歩きペースでも行けちゃうんですよ。
なのに、なぜ完走できないのか?
それは、余計に頑張り過ぎてしまい、途中で体力を使い切ってしまったり、天候などの変化に体と気持ちが付いていかなかったり、2日間寝ないで動くことが難しくなったりとか、そう言う理由なのだと思います。
テレビで見るトップ選手のゴールタイムは今や20時間ギリ。女子トップも24時間内と異次元的な世界です。
そんなのばかりを目にしているせいで、ついついあの下りは走らないといけないとか、あの上りも頑張らないといけないと頭に刷り込まれてしまっています。
しかし、実際のところ、完走レベルの選手達のペースはそれなりに走るべきところは最初の関門の厳しめな区間くらい。
それもキロ7くらいで十分なのです。
ちなみに、TDSやCCCの場合は、UTMB以上にちゃんと走らないと完走できないそうです。
あとは早歩きしながら、エイドなどで無駄に時間を使わないようにしながら前に進み続ければ完走はできるはずなのです。
完走するのに必要な練習とは?
これは人によってちょっと違うかもしれません。
私の場合、走力的な面では問題はない。(多分な)
100マイルに必要な最低限のスピード(キロ8〜6)で少なくとも100キロは走れるので。
目標タイムで歩くスピードではどうでしょう?
それは平地でなく、山を歩く時のスピードです。
目標ペースはキロ14分
実際にはエイドにも寄るし、少し眠ったりもするかもなので、目標タイムから2時間半を抜いたタイムで計算し直すと、大体、キロ13分で歩き続ける必要があります。
平地なら可能でしょうが、2000m越えの山々を登るとなると、平気でキロ20分とか超えてきます。
なので、その分のマイナスは下りと平地で多少取り戻す必要があります。
富士登山競走の8合目以降は関門ギリの場合は30分切るくらいでないと完走できません。
3000m超えてくると1キロ24〜26分とか普通にですからね。
UTMBは3000mのところはないけれど、長いこと上り続けることが多いので、そのあたりの練習が必要とされます。
走れるランナーは意外と上りは問題なく熟せる傾向にあるようですが、普段から山に行きなれていない人の場合、下りの時に上りとそう変わらない時間が掛かってしまうという、山家さんには考えられない事案が発生します
なので、山が不得意の参加者はこの部分の練習が必要とされます。
UTMBに出るような人は、普段から山に良く行く人なはずだから、普通心配するとこじゃないんでしょうけど、私のような特殊な参加者も一握り位はいるはず。
なので、今後の山でのトレーニングは、キロ13分以内で走る(歩く)練習をメインにして行こうと思います。
例えば、箱根外輪なら休憩30分だとして、11時間。
トラサルなら、休憩30分だとして、9時間10分くらい。
そのくらいで歩き通せる練習なんかが良いのではと思ってます。
実際に歩き通せるのか?
いや、無理だと思うので、そこは走りも入れつつ、余裕を持って終わらせられるようにを目標に。
とは言え、先ずは普段から歩く練習しろよって話なんですよね。
そんな感じの練習を考えておりますが、すっかり梅雨入りしてしまいました。
とは言え、この時期の雨は走らない理由になりませぬので、今朝は階段と坂多めに走りました。
鶴見の花月園公園内ぐるぐると總持寺横の激坂往復一回、あとは積極的歩道橋利用です。
ラム肉食いてーなー