成績表ー自分の努力の成果と課題を把握せよ! | 作文・読解力など国語力向上 学習塾ラーニング・ラボ横浜天王町教室のスタッフブログ!

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作文・小論文・読解力など国語力UPのための塾。横浜市保土ヶ谷区にある学習塾ラーニング・ラボのスタッフブログです。教室での出来事、教育ニュース・新聞記事・書籍についてのコメント、当塾オリジナルの「基礎講座」で作成した生徒の作品なども発表します。


こんばんは。

今日は、横浜市内の多くの小中学生が終業式。

いよいよ待ちに待った春休みです。

そして、休みが明ければ進級。

新たな学年での新生活がはじまります。


ということは、成績表・あゆみが配布されたはずです。


さぁ、今年度はどんな活動をし、
どんな評価を担任の先生からもらったのでしょうか。

良かったものは継続して、
良くなかったものはどうすればいいのか、
春休みの間にぜひ振り返っておきましょう。


テストの場合も同じですが、成績表をもらうと、
最終的な評価(数字や記号)の部分のみを見る人がいます。

特に、大人はついついそうなりがちです。




もちろん結果は大事です。

しかし、結果の部分ばかりに注目し過ぎると、
肝心なことに目を向けられなくなるおそれがあります。

一向に自分の弱点が克服できない、とか、
むしろどんどん成績が下がってしまうことも。


最近は細かい観点別評価もあります。
それが何を元にしてつけられた評価かは、
実際には担当の先生しか分かり得ません。

それでも、テストや提出物(課題)などが、
その中心になっていることは間違いありません。

つまり、すべては自分自身の行いの結果なのです。


誰がどうみても文句のつけようがないくらい努力していて、
それなのに、誰がどうみても納得できない評価であれば、
それは担当の先生の見る目を疑うべきです。

しかし、自分の胸に手を当ててみたときに、
自分に全く否がなかったか、
胸を張っていえないというのであれば、
そここそが自分の改善ポイントであります。


もちろん評価はある程度正当にされていて、
でも、そのように評価することが良いのか悪いのか、
そういう議論もあるでしょう。

それは闘うべきところかもしれませんが、
すぐにどうこう変わるってことは現実的にはありません。

小中高生にとっては、学校は数年もすれば卒業する場所です。

その場所での評価が多くの場合次の学校への「切符」になっております。

だったら、本意ではなくても良い評価が得られるように行動するのは一つの処世術です。


もちろん、そんな本心ではないことに自分をかけられない、というのも一つの価値観です。

だから、学校の評価などをあまり気にせず、真に自分が目指すものに向かうという姿勢も素晴らしいものだと思います。


ただ、その時にひとつだけ心に留めておいてほしいことがあります。


自分で自分の道を切り開くというのは、生半可な気持ちでできることではありません。

テストで点数をとったり、良い成績を取ることなんて比べものにならないくらいの圧倒的な努力と、運が必要でしょう。

さらに、誰にも負けないくらい圧倒的な努力をしても、必ずしも良い結果が出ず、その努力が報われないこともしばしばなのです。


もちろん、それでも目指すからこそ自分の道なわけで、それを人は夢って呼ぶのです。


だから、そんな文字通り人生かけるような大事な出来事を、単に勉強や成績から逃げるための口実として使わないでくださいね。


よくこういう人がいるのです。


「学校の成績なんてどうでもいいし」
「俺は自分がやりたいことを好きなようにやっていくから」



もちろん、好きなことを好きなようにやっていくのは良いことだ。

でも、その道はいばらの道だってことを分かって、覚悟を決めて進まないといけない道。

それに比べれば学校の勉強なんて、ルールにしたがって、きちんと行動すれば必ず結果がついてくるものなんだ。

だから、勉強から逃げ「自分のやりたいこと」に安易に向かった人は、きっとその「自分のやりたいこと」なんて1ミリも達成できないだろう。

そんな甘いものじゃない。




「なんで勉強しなければいけないの?」
「なんでこんなことしなければいけないの?」


というような発言があるたびに、
僕はいつもこう言います。



「こんなこともできないで、何ができるの?」



もちろん、甘えからくる発言の場合という前提付きですが。

大変厳しい言い方かもしれませんが、
学校の勉強ってのは将来自分が達成したいことに比べれば、
圧倒的に簡単に結果が出るものです。

だから、勉強と向き合う中で自分を磨く訓練をしておけば、
それはきっと将来何かを達成するときの基盤となるはずです。

そのようにこそ勉強はすべきなのです。

だから、逆に、勉強さえしておけばいい、とか、
テストの結果、成績の数字だけを見て、
それが良ければそれでいい、なんて考えもちょっと違うと思います。






春休みなんてのは、あっという間に終わってしまいます。

一年の区切れ目ですから、ちょっと一息入れるのもいいでしょう。

ただし、気が付いたら明日から新学期じゃん、なんてことにはならないように。

新学期を迎える前にちゃんと自分の弱点を克服しておきましょう。


テストが終わったから終わり、成績出たからもう関係ない、なんて言っていたら、あとで痛い目を見ますよ。

学習はつながっています。

今できないものがあれば、次にまた同様の部分でつまづきます。


あとに課題を残せば残しただけ、何倍にも辛さが膨れ上がります。


今、ちょっとしたケアで済むうちに細々と修正しておきましょう。



何か不安なことがあれば遠慮なく相談して下さいね。





P.S.

それにしても花粉がヒドイ。
目がかゆくてかゆくて、
常に泣いている感じです。

あなたはどうですか?


なにか花粉症対策で有効な方法があれば、ぜひ教えてください。