カレンダーも進んで11月も30日になり、明日からは12月、師走です。
子どものときに、「にしむくさむらい」って教えてもらいませんでしたか。に、し...つまり2月、4月....が30日までしかない小の月、最後の11月は十一の十と一を重ねると士、つまりサムライになるから、と。31日まであるのは、大の月といいます。
「にしむくさむらい」なんて知らなくてもいいし、知らない人も最近は結構いるらしいのです。学校で教えてもらうものでもないですし。そういうことって、意外にいろいろある気がします。ただ、そういうことを家族から教えてもらった思い出、あるいは友だちと話をして知った、本で学んだ、テレビで見たという経験......さらに、それが心のどこかに残っていてふと思い出す、さらに自分の子どもに教えるようになるなど、これは言葉をもつ、また、家族あるいは人から人へと伝えることができる人間だからこそ、なのだと思います。「にしむくさむらい」と言って、そういえばそういう言い方あったよねとお互いにそうそう、と言えることは大切にしたいと思います。
なお、英語では大小ではなく、a long month とかa short monthのように長短で表すようです。大小(あるいは長短)を思い出す方法として、右手をグーにして指関節のでこぼこでというやり方が紹介されていましたが、実際に欧米ではどうやっているのかな?
遅く思えたイチョウの黄葉も、ここ数日で急に進みました。
