こんにちは、
株式会社Lean Stack代表の吹上由樹です。
突然ですが、
中小企業の経営者や社員の方に、
質問があります。
あなたの会社では、
毎日どれだけの時間が、
「本質的ではない作業」に消えているでしょうか。
議事録を整える時間。
提案書のフォーマットを整える時間。
メールの返信を考える時間。
過去の資料を探し回る時間。
これらはすべて、
本来、人間がやらなくてもいい仕事です。
言うなれば、
レストランのシェフが、
毎日畑を耕してから料理を作るようなもの。
音楽家が、
楽器を作るところから始めるようなもの。
「準備」に、膨大な時間を取られているのです。
でも、もし──
畑を耕す必要がなく、
楽器もすでに用意されていたら?
あなたは、
本当に価値を生み出す仕事に、
すべての時間を使えるようになります。
その「革命」が、
実はもう始まっているのです。
それが、Cursorです。
大企業ではない、中小企業だからこそ
さて、
ここで大事なことをお伝えしたいのですが、
中小企業こそ、Cursorを使うべきです
なぜか。
それには、明確な理由があります。
大企業は、人材が豊富です。
営業部門には営業の人が、
経理部門には経理の人が、
マーケティング部門にはマーケターがいる。
それぞれが、専門的な仕事に集中できます。
でも、
中小企業は違いますよね。
営業もやって、
経理もやって、
マーケティングもやって、
時には採用も、教育も、経営企画も──
一人が、何役もこなさなければならない。
これは、まるで──
オーケストラを、
たった5人で演奏するようなものです。
一人ひとりが、
複数の楽器を持ち替えながら、
必死に音を鳴らしている。
そんな状況だからこそ、
効率化が、死活問題になるのです。
多くの人が気づいていない、AIツールの「罠」
ここで、
多くの中小企業が陥っている
「罠」についてお話しします。
最近、AIツールが流行っていますよね。
ChatGPT、Gemini、Claude。
これらを使って、
「業務効率化しています!」
という会社も増えてきました。
でも、実は──
多くの人が、使い方を間違えているのです。
どういうことか。
それは、
「AIと仕事場が、バラバラになっている」
ということです。
これは、まるで──
料理をしているのに、
包丁が別の階にあるようなもの。
作業をしているのに、
道具が遠くにあるようなもの。
ChatGPTで文章を作る
↓
画面を切り替える
↓
コピーする
↓
Googleドキュメントに貼る
↓
レイアウトが崩れる
↓
また直す
↓
フォーマットを整える
この「往復する時間」が、
実は、あなたの生産性を、
音もなく奪っているのです。
1回につき、1分だとしても、
1日に20回やれば、20分。
1か月で約7時間。
1年で84時間。
84時間あれば、
新しい事業の企画ができます。
重要な顧客との関係を深められます。
社員の教育に時間を使えます。
この「見えない時間」が、
中小企業の成長を、確実に遅らせているのです。
Cursorは、「すべてが同じ場所にある」世界
では、Cursorとは何か。
簡単に言うと、
AIが、あなたの仕事場に住んでいる
そんなイメージです。
「コードエディタ」という名前を聞くと、
「エンジニア向けでしょ?」
と思われるかもしれません。
でも、それは誤解です。
実は、Cursorは
文書作成、資料整理、情報管理において、
驚くほど強力なツールなのです。
しかも、
中小企業こそ、絶対に使うべき
だと、私は断言します。
なぜか。
それは、
大企業には「人」がいますが、
中小企業には「人」が足りない。
だからこそ、
AIという「見えない社員」を、
味方につける必要があるのです。
先日、株式会社カカクコムという大企業が、
全エンジニア約500人にCursorを導入しました。
その結果、
作業時間が大幅に短縮され、
サービスの質が向上し、
何より──
社員が、創造的な仕事に集中できるようになった
のです。
これは、まるで──
重い荷物を背負って走っていた人が、
急に荷物を降ろして、
自由に走れるようになったようなもの。
反復的な作業という「重り」から解放されて、
初めて、本当の力を発揮できるようになる。
大企業でさえ、これだけの効果があるのです。
では、
人が少ない中小企業が、
この「重り」から解放されたら?
その効果は、
大企業以上に、大きいはずです。
いま動かなければ、永遠に追いつけなくなる
ここで、
少し厳しいことを言わせてください。
あなたの会社は、
いつまで「昔のやり方」を続けるつもりでしょうか?
これは、まるで──
周りがみんな新幹線に乗っているのに、
自分だけ在来線で移動しているようなもの。
いや、もっと言えば、
周りが飛行機に乗り始めているのに、
自分は徒歩で移動しているようなもの。
最初は、
「まぁ、なんとかなるだろう」
と思うかもしれません。
でも、
1日10分の差は、
1か月で5時間の差になります。
1年で60時間の差になります。
そして、
その差は、加速度的に開いていく
のです。
これは、複利のようなものです。
最初は小さな差でも、
時間が経つにつれて、
取り返しのつかない差になっていく。
競合が飛行機で移動している間に、
あなたが徒歩で移動していたら、
気づいたときには、
もう追いつけないところまで行ってしまっている。
Cursorの導入は、
単なる「便利ツール」の導入ではありません。
それは、
中小企業が生き残るための、必須の選択
なのです。
実際には、どう使うのか?
では、具体的にどう使うのか。
ここでは、私が実際にやっている使い方を
いくつかご紹介しましょう。
【議事録が、勝手に完成する】
打ち合わせの後、
音声を文字起こししたものをCursorに渡します。
すると、
・決定事項
・未解決事項
・次のアクション
・担当者
が、自動的に整理されるのです。
これは、まるで──
会議に、優秀な秘書が同席して、
勝手にメモを取ってくれているようなもの。
しかも、過去の議事録のスタイルを学習して、
あなたの会社の「型」で出力してくれる。
中小企業では、
議事録を取る専門の人なんていません。
でも、Cursorがあれば、
全員が「議事録係」を持っているようなものです。
【提案書が、過去の成功から生まれる】
Cursorには、フォルダごと資料を読み込ませることができます。
過去に成功した提案書を3つ入れて、
「この3つを参考に、新規顧客向けの提案書を作って」
と伝えるだけ。
すると、
過去の成功パターンを分析し、
最適な提案書の叩き台を作ってくれるのです。
これは、まるで──
創業者や、優秀な先輩社員の経験と知恵を、
いつでも引き出せるようなもの。
中小企業では、
ベテラン社員の知恵は、宝です。
でも、その知恵は、
本人の頭の中にしかない。
Cursorを使えば、
その知恵を「資産」として、
会社に残すことができるのです。
【情報が、すべて1か所に集まる】
私は、CursorとObsidianというメモアプリを組み合わせています。
すると、
Webで見つけた記事を、ワンクリックで保存。
過去のメモも、すべて同じ場所に。
そして、それらを参照しながら、
新しい文章を書いていく。
これは、まるで──
会社の全ての知識が、
自分の机の上に整理されているようなもの。
必要な情報を、探す時間がゼロになります。
中小企業では、
情報が散らばりがちです。
Aさんのパソコンに資料があり、
Bさんのメールに情報があり、
Cさんの記憶の中に経緯がある。
でも、Cursorを使えば、
会社の知識が、全員でシェアできる資産になる
のです。
「でも、難しそう…」という不安について
ここまで読んで、
「確かに便利そうだけど、
うちの会社には無理じゃないか…」
と思われた方もいるかもしれません。
その気持ち、よく分かります。
でも、安心してください。
Cursorは、
日本語で話しかけるだけ
で使えます。
これは、まるで──
新しい社員に、
普通に仕事を指示するようなもの。
「この議事録を整理して」
「過去の資料を参考に、提案書を作って」
「この文章を、もっと分かりやすくして」
そう伝えるだけで、
AIが動いてくれるのです。
プログラミングの知識?
必要ありません。
特別なスキル?
必要ありません。
ITに詳しくなくても、
大丈夫です。
必要なのは、
日本語が話せること
それだけです。
実際、私も最初は
「コードエディタなんて…」
と、正直ビビっていました。
でも、
使い始めて1週間で、
「これがない仕事は、もう考えられない」
と思うようになりました。
それくらい、直感的で、
それくらい、強力なツールなのです。
今日から始める、3つのステップ
では、どうやって始めればいいのか。
実は、とてもシンプルです。
【ステップ1】まず、触ってみる
Cursorは、2週間の無料トライアルがあります。
これは、まるで──
新しい機械を買う前に、
デモ機を触らせてもらうようなもの。
まずは、自分で体感してみてください。
【ステップ2】小さく、始める
最初から全社導入する必要はありません。
これは、まるで──
新しい仕組みを会社に導入するときと同じ。
まずは、経営者自身が使ってみる。
もしくは、一部の社員だけで試してみる。
議事録だけでもいい。
メールの返信だけでもいい。
小さく始めて、効果を実感する。
【ステップ3】成果を、広げる
効果が実感できたら、
他の社員に伝えてください。
実際に使っている人の声が、
何よりも説得力があります。
そして、少しずつ、
会社全体に広げていく。
これが、最も確実な方法です。
中小企業の強みは、
意思決定のスピードです。
大企業のように、
何層もの承認プロセスを経る必要はない。
社長が「やる」と決めれば、
明日から始められる。
これこそが、
中小企業の最大の武器なのです。
最後に、あなたにお伝えしたいこと
ここまで読んでくださって、
本当にありがとうございます。
最後に、
私が最も伝えたいことをお話しさせてください。
それは、
いま動かなければ、永遠に変わらない
ということです。
「いつかやろう」という言葉は、
実は「やらない」と同じ意味なのです。
私は、経済産業省に勤めていた時期があります。
そこで見てきたのは、
変化に対応できた企業と、
変化に対応できなかった企業の、
明暗が分かれる瞬間でした。
変化に対応できた企業は、
いつも、早く動いた企業でした。
「まだ様子を見よう」
「もう少し検討してから」
そう言っている企業は、
気づいたときには、もう手遅れになっていた。
AIは、魔法ではありません。
でも、
正しく使えば、
あなたの会社を、
チームを、
仕事を、
確実に変えることができます。
CursorやGoogle Workspace、NotionAIを使い、
業務を効率化し、
事業を成長させてきました。
その経験から、断言できます。
中小企業こそ、Cursorを使うべきです
なぜなら、
人が少ないからこそ、
AIという「見えない戦力」が必要だからです。
もし、この記事を読んで、
「もっと詳しく知りたい」
「自社に合った導入方法を相談したい」
と思われた方は、
ぜひ、お気軽にご連絡ください。
あなたの会社に最適なAI活用法を、
一緒に考えさせていただきます。
時代は、待ってくれません。
でも、まだ間に合います。
いま、この瞬間から、
変わることができるのです。
一緒に、未来を作っていきましょう。
それでは、ありがとうございました。
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【著者プロフィール】
吹上由樹(ふきあげよしき)
株式会社Lean Stack 代表取締役
📝私の簡単なプロフィール
2021年4月 経済産業省へ入省
2023年7月 経済産業省を退職
2023年9月 株式会社Lean Stack設立
弊社HP:https://www.leanstack-buzz.com/
CursorやGoogle Workspace、NotionAIを駆使し、中小企業における業務効率化を実践。
「アナログ価値最大化のためのAI/DX推進」という信念のもと、中小企業のAI導入支援に情熱を注いでいる。
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