高野 晶 オフィシャルブログ 「My way.」

100人の女性に選出された性同一性障害・LGBTアクティビスト、ビューティー&スピリチュアルカウンセラー高野晶のブログ。「美しく」「自分らしく」生きるパワーを「楽しく」伝える。数秘占いカウンセラー・レムリアンヒーラーとして「心から幸せになる」ヒントも満載♪


テーマ:
久しぶりの私のライフワークを語るブログ。
(LGBTに関する活動について、これから遡って色々書いていく予定。ブログに載せる順番待ち。)

まずは一番近いお話から。
11月21日。私はまた人生で初めてのことにチャレンジしていた。

この日、香川県教育委員会の人権・同和教育課のLGBT研修事業で、LGBT等に関する教職員研修会が初めて大々的に行われたのである。(全国的に見ても、香川県は一歩先に進んでいるのではないだろうか。)
※念のためざっくり説明すると、LGBTとは……同性愛(レズビアン、ゲイ)のLとG、両性愛(バイセクシュアル)のB、性同一性障害(トランスジェンダー)のTの略。

私はその3週に渡って毎週行われる研修会の2週め3週めに、性同一性障害の当事者として講師をすることになっている。
ここまでの流れなら、私のブログをいつも読んでくださってる方は「いつもよりちょっと大々的なのね?」としか思われないかも知れないが、いつもと大きく違うところがあるのだ。

今回は……
with 姉っ!!!(ここ、with Bっぽく。)

そう、今回は姉と私が二人で講師として参加。一緒に壇上で語らなければならなかったのだ。

この研修会には香川県の特・小・中・高校の各校から担当の教職員が参加。参加人数が多いので、2週め3週めに全体を2つに分けて研修する。

1週めは当事者の飯田亮瑠さんと、性同一性障害の診断に関わる医師の中塚幹也さん(私もお世話になった先生)が専門的な講演をしてくださったようだ。

その翌週に私たち姉妹の登場。人生の濃さでは前者のお二人にはたぶん勝っちゃうだろうな、と思いつつ。姉がトランスジェンダーの家族として初めて何を語れるのか、私は不安であった。

会場は社会福祉センターのコミュニティホール。
「100人くらい来るかも。」
と、姉には言っておいたが、どうも反応が鈍かった。
(この人……甘く見てますね?)
と、その時に少し気になったが、姉は研修会当日の直前のミーティングも何となく身が入っておらず。
私は研修会当日、目覚めるなりいきなり激しい吐き気に見舞われるという、人生のワースト目覚めランキングぶっちぎり1位を記録。

研修会に向かう前に姉とミーティングする頃には半死人。←講師としてどうなの、半死て。
フラフラしながら、講義の内容を確認しようとする私の話を、何だか身が入らない感じの様子の姉。姉の子供のスポーツの試合VTRとか観始めちゃって、父と母も一緒に盛り上がり初めちゃって……。
「あの、ミーティング……」
半死人は諦めた。←さすが半死に、諦め早い。

姉が事の重大さに気づいたのは、会場に着いてからである。沢山の先生方に挨拶され、開場前の舞台に通されてホール(音楽会も出来そうな雰囲気♪)を見て焦り出した姉。
(フッ……焦るの遅いわ。)
半死人の心の呟き。
今度は鏡張りで芸能人も使えそうな控え室に通されて、テンション上げる姉。早速旦那に電話をかけて報告している。
(いやいやいや……なぜそこ旦那?)
「メイクさんにメイクしてもらわんといかんでないか、だって♪(笑)」
と、夫婦でテンション上げている。
(その会話、まじどうでもいい~……)
半死の講師は最後まで舞台に立って居られるかどうか、自分と本気で向き合っていたのである。

そこに神が現れた。私の友人であり、LGBTの当事者であるYコン。彼女は私たち姉妹の講演を聴いてくれただけではなく、その後に行われる分科会にも講師として参加してくれた。
この分科会では、香川のLGBTサポートグループ“PROUD”のメンバー、“あしたプロジェクト”のメンバー、その他県外からもLGBTの当事者たちが参加。この研修会に参加した教職員がいくつかのグループに分かれてLGBTの当事者たちと質疑応答するのだ。(そのご報告は次のブログに書く予定。少々お待ちを。)

Yコンは私の体調を気遣って
「OS-1(脱水症状を回避するドリンク)買ってこようか?途中で差し入れするよ。」
と、言ってくれた。後光が射して見える、とはこのことだ。

控え室のソファーで精神統一。←試合前の格闘家の様な私。
教育委員会の先生方には絶対に悟られまい!と、気合いを入れて舞台袖に案内される。舞台袖に続く下りの階段で既に他界しそうだった私。気合いで繋ぐ。←精神力凄め。

姉はやっとここまで来て緊張しているようだった。
教育委員会の先生のご挨拶の後、いよいよ私たち姉妹で舞台に……。

いつもの私の講義は、多様な性の話や性同一性障害に関する法律の話など専門的なことも話すのだが、今回は前の講師の先生方がお話してくださっていたようだったのでカット。

私が生まれた頃から現在までの写真を観ながら、いつもよりたっぷり語る。

姉はこの日、舞台に立つ前までは昔のことを
「あまり覚えてない。」
と、言うことか多かったのだが、話しながら段々と思い出してきたようである。

これは私が保育園や幼稚園くらいの頃。


真ん中の笑顔の私。私は大人しいタイプだったのだが、姉のヘアゴムをつけた時は生き生きしてご機嫌な写真。それを許されたのも数日。それから自由を奪われると、また笑顔の数は減る。

姉は私がよく母の鏡台の前に居たのを覚えているそうだ。私はそれを姉から聞くまで忘れていたのだが、色々思い出した。私は母のメイク道具が大好きだった。弄っているのを見つかると叱られるので、コソコソする。子供だから我慢出来なかったのだろう。
段々と夢中になってきたところで、見つかって叱られる。姉にもよく叱られていた。

私が小さい頃、どうしてもスカートを履きたくて履きたくて。ある日、私は家に誰もいない時に、スカートを履いた。嬉しくてクルクル回ってる時に、タイミング良く帰って来たのが姉。
「何やってんのっ!!!」
バシンッ!と、思いっきりしばかれた。叩かれたというより、しばかれたという表現が合う。
その後に
「男のくせに」
とか
「気持ちが悪いっ」
とか、言われて凄く傷ついた。一人その場に取り残されて、スカートを脱ぎながら泣いた……。

こんな風に言ってしまう感覚は普通のことかも知れないが、性同一性障害の子供には言ってはいけない言葉なのだ。(当時の姉にはわかるはずもなく……。)

普段から自分を押し殺して我慢して、ほんの一瞬、しかも一人で女の子の格好をするのも許されない。
そうやってほとんどの性同一性障害の子供たちが自分らしく生きることを幼い頃から諦めてしまう。
これは男の子に「男の子らしくしなさい」と言うのとは別問題。女の子に「あなたは男の子なんだから、男の子らしくしなさい。」と言ってるのと同じことなのだ。
それで、心の中ではまず
「男の子じゃないないのに……」
と、私は思ってモヤモヤしていた。
そして、さらに
「何で男の子らしくしなきゃいけないの?」
と、思う。
そっとしておいてくれても違和感があって辛いところに、更に自分に反している男らしさを求められる。年を重ねる毎にこの二重苦は増していきながら続いていく。

私が大人になってカミングアウトした後でさえ、問題は起きた。それは性別適合手術も終わり、戸籍の性別をやっと女性に変更して間もない頃。親戚の結婚式に家族で出席することになった時だ。私が着物を着て出席すると言ったら、家族や親戚に反対された。
私がずっと男の子だったので、昔から知っている親戚たちが来る結婚式での建前上、格好が着物では困る、と言うのだ。
その時、家の着物を着る予定で袖を通してみていた私は、またそれを脱いで密かに泣いた。大変な手術を乗り越え、戸籍の性別まで変えても駄目なのかと……。

だが、そこは昔の自分とは違った。自分の生き方は自分で決められる大人だ。私は自分を曲げてまで結婚式に出ようと思わなかった。その着物は私にとって、あの子供の頃のスカートと同じ。

その結婚式の主役であった親戚夫婦は、幸いにも私が直接事情を伝えると理解してくれた。私は無事に着物を着て出席出来ることになったのだ。
その時、母や姉に
「何でそんなに着物にこだわるの?」
と言われたが、私の中では単純な問題ではない深い思いがあったのだ。自分が女性として着たいものを着る、という本来であれば普通のことをしたいだけだった。

姉は世間から家族を守りたい、という意識が働いていたのだと思う。この辺りの話は研修会で出来なかったのが残念だが。
田舎になるほどこの世間体を気にする場面が多くなる。親戚やご近所さんとの繋がりが濃い分ね。

私は沢山LGBTを見てきたが、この「世間体」の呪縛が強い人ほど苦労している。
家族には自分が変わった後で歩み寄ってもらえばやっていけるが、先に自分がそこを超えて行かないと本当の幸せは近付いてこない。
特に見た目を変えていく必要がある性同一性障害の人は世間体を気にし過ぎているようでは何も進まなくなる。

人生に大きな変化を自ら起こせる人は「世間体」を一番大事にして生きてない。一番大事なのは自分の心だ。自分の心からの幸せなしに、家族の本当の幸せにも辿り着けない。そんなの偽りの幸せだからね。(実際多いのかも知れないね。偽り家族。)

中には家族のために犠牲になることに幸せを感じる人もいるかも知れない。それならそれが自分の幸せなのだと腹を括って生きていけば良いが、本当に幸せかどうかは疑問であるが。

自分のために生きてください。
本当に家族を幸せにしたいならまず自分から。

「覚えてない。」
とか、言っていた姉だが、研修会の初講師を終えてみると、もっと家族として伝えたいことが沢山あったらしい。

機会があれば姉一人でも講演して欲しい。というのも、LGBTの当事者は社会的にマイノリティ(少数)なのだが、その家族も同じ様にマイノリティなのだ。そのことで悩んでる家族は沢山いる。
カミングアウトされた側の乗り越え方を伝えていく人も本当は必要なのだ。もっと家族が伝えていく機会や家族同士が繋がる機会があった方が良い。
そもそも、学校の先生のほとんどはLGBTではないマジョリティ(多数側)。家族の気持ちとか、LGBTの子供にどう接していけば良いのか、どう寄り添えば良いのか、ということの方が役に立つのかも知れない。

私の人生、どの時代も濃いので、話し足りないところもあった。今回初公開だった私のニューハーフ暗黒時代の話も、本当はまだまだ濃厚。
姉も辞めてくれてホッとしたと言うほどに。

私が本当に自分らしく生きていける様になるまで。一人のトランスジェンダーのリアルな人生。今日の研修会で私たちの話を聴いてくれた方々には、私が家族なしでは生きてこられなかったことをお分かりいただけたのではないか、と思う。

私が自分の家族で初めてカミングアウトしたのは、姉だ。何で姉なのかと言うと、この講演では話せないような荒波さえ、いつも一緒に乗り越えてきた姉妹だから。絆は深い。
私が姉にカミングアウトした時、前から気づいてはいたようだが、自分の中で消化するのに時間がかかったようだ。

姉と私。



この写真が全てを物語っている気がする……。

これからちゃんと幸せにならなきゃね。
お姉ちゃん、ありがとう。
これからもきっと最強姉妹。 

Thank you & LOVE,
晶☆

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