芸術の秋、読書の秋、食欲の秋。


天高く馬肥ゆる秋。

まさに空は秋のの気配。




私がまず最初に秋を感じるのは、うろこ雲ですね。

まだ気温も高い9月の始めぐらいに、ああもうすぐ秋なんだな・・・って。



しかし、本当に秋を実感するのは、“金木犀の香り”です。



ここ2、3日歩いているときに、どこからともなく香って来て、なんとなく懐かしい気持ちにさせてくれています。


それは、毎年毎年、子供の頃からの感覚で、決して芳香剤のそれとは、似ても似つかぬやさしさです。


都会の真ん中でも、それを感じることが出来ることは素敵です。うれしいです。


やはり香りで春の訪れを伝えてくれる沈丁花と、

秋の金木犀。

どちらも、胸がなんとなく熱くなるような、子供の頃に戻ったような、

そんな何んとも言えぬ思いに、私をさせてくれます。


だからなんだか今日は、ふるさとのことなんかを思い出したりしています。