新しい肉体をえた、最初に地球に飛来した魂は、利己的な欲を満たすために、創造原理までも歪めてまで、目覚めた意識を使い、ますます物質世界に捕まってしまった。


という、想定外の事態を受け、計画が新たに練り直された。



エドガー・ケイシーによれば、この計画のために、霊的次元から地上に降りてきた、その指導的な魂のなかにイエスの魂がいたそうです。




想定外の事態を受け、検討に検討を重ねた結果、完全な霊的意識を持った魂があえて肉体に入り、肉体を通して霊的意識に戻るための道筋を示すことが霊的法則にもっともかなった方法である。

という結論にいたった。



ただ、それをすることは、救済しにきた魂たちにとっても非常に危険なことなんです。


なぜなら、彼ら自身も肉体に捕らえられ、カルマの連鎖に巻き込まれる危険があるからです。


肉体に捕らえられると、意識は霊的次元に戻ることができなくなり、転生して物質世界がまるで自分のあるべき場所と思い込んでしまう。


そのようなカルマの連鎖、輪廻転生のサイクルに入ったきり、出られなくなる危険があったのです。



この計画はイエスを先頭に、多くの魂たちが実行した。


ケイシーのリーディングによれば、イエスは約30回の転生を通し万人のための道を準備し、そして、パレスチナにおけるイエスの生涯で肉体意識を宇宙の創造原理に一致させる道を完成させた。



イエスの示した霊性進化の道というのは、どのような道でしょうか?



霊的次元にいた魂たちが肉体に捕らえられた原因のすべては利己的な願望を充足しようとした「自己」にあります。



この自己が克服されないかぎり、私たちは永遠に肉体の輪廻とカルマに囚われることになります。



イエスが示した霊性進化の道とは、利己的な自己を克服することであり、そのための方法として「愛」を説かれた。


愛は利他であり、自己への執着と対立する力。



イエスは愛の型を完成させ、弟子達に利己的な自己を超える型を残した。



そのことをケイシーはイエスは型であり、キリストは力であるという言葉で表現しました。