期末を迎え、私の最も大きな関心事は会員維持の問題であります。
なぜ、この期末に退会が多いのか。 その第一は退会希望を期末まで保留していたため、と考えられます。とするならば、やはり退会はライオンズクラブに馴染めない、と言う理由が先にあったものと思われます。
しかし、退会したいとお考えの方は、今一度、必携に記載された「ライオンズクラブの目的」と「道徳綱領」を読み返してください。本来のライオニズムは貴方様のお考えに近いことがお分かりになるはずです。
期待していたクラブとは違っていてガッカリした、あるいは何人かの会員の考えには付いてゆけない、ある方とは一緒にいたくない、そんな退会理由の方もおられるのではないでしょうか。
でも、「ライオンズの誓い」を思い起こして下さい。そこには「友愛と相互理解の精神養い」とあります。辞めようとお考えの方は、仲間がまだ「相互理解の精神」に行き着いてないと考えてあげる、大きな腹を持って、「お互いにまだ一人前のライオンではない」と思って頂けないでしょうか。私たちライオンズクラブのメンバーは「ライオンズの誓い」を例会毎に唱和しています。いつか誓いのようなライオンになろうと考えているのです。
OSEALで初期会員増強賞(FIRST LIGHT賞)を頂きました。
本年度、シド・L・スクラッグス国際会長は「私たちがライオンになるのは入会した時でも、会費を払ったときでもない。だれかに喜ばれた時にライオンになる」と仰られました。我々は「We」を大切にしています。ですから、市民に奉仕して喜ばれる前に、会員であることをお互いに喜び合える仲間である必要があります。そしてそれは今の相手の考え方を批判せず、理解しようと努力することを誓いあっているのです。
クラブの仲間の誰かのことを、不愉快だとして退会を考えている方にも、不愉快なその方は、まだライオンでないのだから、暫く許してあげて欲しいのです。お互いがライオンであろうとしているのだから、許しあえる仲にいつかなるはずです。それこそがライオニズムなのです。
私はシド会長のお考えに賛成です。 多くの仲間が国際会長を尊敬しています。
事業がうまくゆかない、として退会を考えておられるかたもいるでしょう。でも、ライオンズクラブの発祥を思い起こして下さい。事業主の集まりの会が世の中に役に立ちたいと考えて、社会奉仕を志したのです。クラブ会員の多くは事業主です。ですから、ライオンズクラブに在籍している方が、事業をうまく改善するチャンスは多いはずです。クラブ会員が互いに事業が成功する手立てを相談する勇気を持って下さい。
そして、最後にクラブの会長・幹事・会員委員長にお願いします。退会を申し出る方に、簡単に「しかたないなぁ」とは言わないで下さい。クラブに残ってもらえるよう、一緒に考えてあげて、欲しいと思います。ライオンズクラブに在籍している方が有利であるはずです。その信念を持って下さい。



























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