ブラバムBT52.1983開幕戦ブラジルGP
1982-12月に『フラットボトム規定』が唐突に発令。ボディを逆翼にして下向きのダウンフォースを獲る『ウィングカー』が使えなくなります。開幕戦1983-3/13のブラジルGPに間に合わせるため、緻密な風洞実験をする時間がなく~図面上の計算と、蓄積された過去のデータを頼りに製作されました。
所謂『デビューWin』を飾りましたが~『冷却対策で現地改修』した痕が『実戦』の厳しさを窺わせています
~ヨーロッパに戻って以降は矢継ぎ早に『切った貼った』。~シーズン折り返しの第9戦イギリスGPで戦訓を汲んだBT52Bにアップデートされました。
リアカウル上面の後端。キットは『少しカット』した状態。デビュー戦のブラジルGPでは『横一直線』。プラ板で継ぎ足し。エンジンを被う膨らみが・綺麗に後端に繋がって消えていく『順当な設計意図』ですが~実際に走らせたら『エンジンからの熱気が、綺麗に抜けなかった?』為か~現場でアルミの板が付け足されました。イギリス人が作ったので・『2インチ』幅と推定。5㎜幅にプラ板を切りました。
規定で『ボディ最大幅140cm』と決まっていますが~『車のプラモデルは~幅を広げるの』のがセオリー。サイドポンツーン左右0.5mmずつ幅増。これ以上ヤると破綻しそうなので我慢。
ついでに『左右サイドポンツーン下端に開いてる穴を形成』。後で『メッシュ網』をあてがって仕上げます。
右側ポンツーン後端とラジエターのラインがずれています。ポンツーン後端をノコギリでカットして再接着。ラインを無理矢理繋げました。
ノーズコーンを延ばしたため『フロントウィングが寸足らずに見える』~前縁に0.5mmプラ板貼り付け。翼端板にミッチリ嵌まるサイズまで延ばします
それでも『ノーズが短い』と感じたので~『コクピットスクリーン』を1㎜後退。相対的に『ノーズが長く見える』小細工を弄しました。『遠心力でタイヤが膨張』対策か?フラップに切り欠きがありますが~デビュー戦のブラジルGPでは一直線。プラ板で継ぎ足し第2戦以降は~欠けた分をガーニーフラップで補ってます。
何れも『言わなきゃ気付かれない』~『小さな改造』~プラッツに代理店が代わりましたが~モナコGP仕様のママなので『改造する甲斐』はあるかと。
前期型のBT52が勝ったのはブラジルGPだけなので(^_^;).
人気自動車番組『top-gear』のウェブサイトに『BT52』の記事があります。御参照ください。






