慢性の前立腺炎の症状で最も多いのが会陰部(肛門と性器の間)の痛みや違和感でしょう。
この症状は患者さんがみなさん口を揃えて、『なった人しかわからない、何とも言えない不快感』
と表現されます。病院のお薬などでも治りずらい会陰部の痛みですが、その増悪因子に『長時間の座ったままの姿勢』があります。
仕事や勉強で長時間座ったままの姿勢をしているかたも多いと思いますが、気をつけないと慢性前立腺炎を引き起こす誘因になるかもしれないのです。
長時間座っていると、体重により骨盤底筋が圧迫され血流が悪くなります、また同じ姿勢でいることで、肩が凝るのと同じようにお尻の筋肉も凝り固まってさらに血流が悪くなります。
また長時間仕事や勉強をするということは、それだけ自律神経の交感神経が優位になっているという事でもあります。交感神経が優位になると抹消の血管が収縮して血流を阻害してしまうのです。
また寒さ対策も重要です、交感神経が優位の方は顔の周りや頭の温度が下半身より暖かい傾向があります。そのためご自分で思っているよりも下半身が冷えていることがあります。試しにご自分のお尻や、お腹を触って見てください。思ったよりも冷たいと感じた方は要注意です。
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