僕のフィリピン  ~その後のフィリピン・ラウンドトリップノート~ -376ページ目

ビーチで読むべき本、出発前夜

安っ。

 

インターネットで申し込む海外旅行保険のことだ。

今まで某大手旅行代理店の店頭で、申し込みついでに加入していたのがバカらしくなる。

知ってるのと知らないのとでは、エライ違いだ。

何事においても。

 

出発直前になって郊外の国道沿いにある大型のスポーツショップに行った。

僕はかなり大きいサイズのキャスターのついたリュックを、

カミさんは、ある登山メーカーから出ている35リットルぐらいの容量のリュックを買った。

荷物として持っていくのは、この二つとお互いのダイビング機材一式。

結構な荷物だ。

 

基本的に荷物の少ない僕は、パッキングし始めるとすぐ終わってしまいそうなので、その作業はギリギリまでとっておくことにした。

 

 

僕としては持ち物で悩むのは、やはり本の選別だ。

本棚から数十冊を取り出し、慎重に吟味していく。

実はこの作業が一番面白かったりする。

 

ジャンルなどお構いなしに買い集めた本の山。

フト、何気なくある本を手にした。

 

ひらめいた。  テーマが決まった。

 

これから始まるフィリピンを中心とした旅では飽きるぐらいのビーチ三昧になるだろう。

 

 “美しい海を目の前にし、真っ白な砂浜の上で日本の歴史小説を読み耽る”

 

我ながらいいアイデアだ。

自国の歴史も語れずに何が海外旅行だ。

 

      プールサイドで推理小説のペーパーバック

      ウォール街で最新の金融工学について、の本

      秋の山で毒キノコの図鑑・・・

 

あたりまえすぎる。

僕は南国のビーチで日本の歴史について考えよう。

離れているからこそ、見えてくる日本の姿もあるはずだ。

 

その時、手にしていた本は・・・・・・・「西郷と大久保」、  だった。

 

 

          ・        ・        ・

 

退職に伴う手続きを役所で済ませ、郵便物をカミさんの実家に転送する申請をした。

後でわかった事だけど郵便物を局内でストックする事もできるらしい。

 

それからそれから、

隣近所にしばらく留守にする、とカミさんと二人で挨拶してまわった。

僕達の住まいは、町内会とかがバリバリに機能している東京の下町なのだ。

でも、どの家に行っても、 「気を付けて行ってらっしゃい!」  と気持ちよく送り出してもらえた。

ありがたい話だ。

おみやげを買うという行為は、何かお使いに行ってるような気がして普段あまりしないが、

“何がいいだろう”と想像してしまった。

これも旅立つ直前のテンションのせいだろうか。

 

 

自宅に戻り、持っている株式の組み合わせを見直しする。

しばらくほったらかしといて、旅行費の一部ぐらい含み益が出ればいいな、なんて淡い期待をいだきつつ・・・

 

 

いよいよ明日出発。

 

眠りに就けそうもない。