控訴審での大幅減額 | 弁護士 金英哲のブログ

弁護士 金英哲のブログ

ブログの説明を入力します。


テーマ:

元従業員から残業代を請求され、地方裁判所(第一審)で多額の金銭を支払えという判決を下された会社から依頼を受け、同じ事務所の弁護士と一緒に控訴審(第二審:高等裁判所)から裁判を担当することになりました。

 

自分たちが関わっていなかった第一審の膨大な記録を一から確認し、判決を変更させるために何ができるか議論し、そのための新しい証拠を補充したり、関係者から聞き取りをしたりしながら、控訴審に臨みました。控訴審は第1回期日で結審されてしまうことが割合的に多いので、その第一回期日に向けて様々な準備をしました。

 

第一審判決は、全てタイムカードに書かれていた時刻を基準に残業代計算をしたのですが、調査をしていくうちに、タイムカードに書かれている時間のうち、働いていなかった時間があるという証拠がいくつか出てきました。そして、会社ではタイムカードと別に、実際に働いた時間を記録する日報があり、そちらの方がより実際の勤務時間に近いことが分ったので、このことを高裁で主に主張し、これを裏付ける証拠を提出しました。

 

すると、高裁は1回で結審せず、更に審理する必要があるということで続行しました。途中で和解の話もありましたが、お互いが提示する条件が合わず、まとまりませんでした。そうこうしているうちに、控訴提起から2年以上が経過し、その後、判決が下されました。控訴審としては異例の長さだったと思います。

 

判決は、第一審判決を変更し、当方の主張を基本的に認めてくれました。金額も第一審判決の3分の1程度に減額されました。

このように、第一審判決に不服がある場合、控訴して十分な主張立証をすれば大幅に有利に変更される場合もあります。

地方裁判所で納得できない判決を下されてしまって不服がある場合、弁護士にご相談ください。控訴審で変更される可能性があるかどうか、一緒に考えさせていただきます。

KIMさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス