東京都内のマンションの一室で、女子大生の服を脱がせて全裸にし、胸を触るなどしたとして、5人の東大生が警視庁に逮捕され、そのうち2人が不起訴、3人が強制わいせつ罪などで、東京地検によって起訴された旨の新聞記事が載った(例えば、平成28年6月4日付日経新聞)。
昔、そんなことをする学生は、「不良学生」だとレッテルを張られた。だから、一般学生はそのような悪さをしなかった。就職先もなくなってしまうからだ。
東大生が、社会からも他大学の学生からも一目置かれたのは、誰もがしたくない「勉強」を一所懸命にしていたからである。
そのような不良「東大生」の出現は、その他の有名ではない大学の就活生のチャンスでもある。
すなわち、今回の事件も、卒業大学のブランド名ではなく、自分の実力で勝負しなければならない時代の到来を告げているからだ。