こんばんは!

 

 

先日、会社の元同僚と一緒に

ランチしてきました。

 

 

何と、半年前はやめるかどうか

迷っていた3人組が

 

一人は結婚が決まって海外移住、

もう一人は転職、

そしてわたしが休職と

 

現時点でみんな会社にいなくなった

という、面白い展開。

 

 

 

時間の自由がある今のうちにと

みんなでランチしてきました。

 

 

 

選んだ場所はわたしの趣味で

お茶の水!

 

 

渋いですが、お店もたくさんあるし、

人はそこまで混んでいないし、

 

3人の住んでいる場所の

ちょうど中間地点。

行ってみたいお店もあるからと

お茶の水に集合しました。

 

 


わたしは学生時代を

お茶の水で過ごしたので、

大体何があるかわかるし、

落ち着いた街の雰囲気が大好き!

 

神保町は学生時代、

意味もなくふらついたし、

本好きにはたまらない街。

 

 


というわけで行ったお店は

お茶の水のロシア料理と言えばここ、

サラファン!

 

 

 

学生時代に食べたボルシチの美味しさが

忘れられなくて!

家で作ろうとしてもなかなか

この味は出せない!

 

ボルシチのこの赤い色は

トマトではなくてビーツの色。

だからトマトみたいな酸味がなくて

マイルドな味。

 

わたしは時々缶詰のホールトマトの

酸味が嫌になったり飽きたりする。

(イタリアでもいつもトマトなしの

料理を選んでいた)

 

 


きれいな赤

 


キャベツが煮込まれて甘く、

そこにクリーミーで少し酸味のある

サワークリームがなんとも言えない美味しさ!

 

 

 

この味、25年前から変わらないなあ。

その時中が良かった友達と

たびたび来て舌鼓を打ったものよ。

 

ほんと懐かしいやら美味しいやら。

一人感動してしまいました。

 

 

次に来たのはピラフ。

スパイスたっぷり、

特にクミンが効いていた。

 




 

最後にロシアティーを飲んで締め。

紅茶にカシスのジャムが入っていて

砂糖を入れて飲むとこれがまた

美味しいの!

 

学生の時は

「これがロシアティーか!」

と感動したものです。

 

ロシア文学とか読んでいると

紅茶がよく出てくるから。

 

 

 

店内は時が止まって

25年前と同じ。

違うのは、、オーナーが年をとって

そしてわたしも年齢を重ねたってことかな。

 

 

(わたしは今の方がずっと素敵になったし

今のわたしが好きだよ、と思っている)

 

 

 

柱の古時計が時を告げ、

クラシック音楽が流れているのも

変わらない。

 

 

 

気分はドストエフスキー「罪と罰」、だな!

 

 

 

そのあとは神保町に行って

小道を散策。

 

 

昔からある喫茶店、

「ミロンガ」「ラドリオ」

もしくは

「ティーサロン タカノ」辺りがいいかな。

 

 

と思っていたら!

 

渋いミロンガもラドリオも混んでいて

しかもそういうお店と無縁そうな

若い女子がたくさん!

どうしちゃったの??

 

 

 

一番若い同僚ちゃんが言うには

今レトロな喫茶店がはやっているんですってね!

 

 

 

普段おっさんしかいないような、

タンゴが流れている喫茶店で

静かで良かったのにな~。

 

 

 

とはいえ、喫茶店の街・神保町。

すぐ近くの「伯剌西爾」に行きました。

(これで「ぶらじる」と読む)

 

 

 

地下のお店に行くと、

昭和っていうか

戦前じゃない?という雰囲気。

ちょっと暗めっていうかね。

戦前のエログロナンセンスな雰囲気よ。

 

気分は「新青年」。

(戦前のハイカラな文芸雑誌で

谷崎潤一郎も寄稿していた)

 

 

 

やっぱりここも若い女子で一杯。

すごいね、インスタって。

 

 

 

なかなか味わい深いコーヒーで

ケーキも美味しい。

老舗だけにはずれはないよね。

 

 

ここもずっと昔からある

喫茶店。

 

 

 

階段を上がって娑婆に出ると、

美術関係の本に強い小宮山書店が

ガレージセールをやってて

これまたお宝がたくさんある予感!

昔の流行通信とかたくさんあった。

(そういうモード雑誌があったのよ)

 

わたしが一人で興奮しているから

せっかくだからここで解散しようか

なんて言ってくれたけど、

 

現金と大きな袋持って

出直そうと思う!

 

 

 

ああー、そうだ、

あの頃はお金もそんなにないから

海外なんか全然行けなかったけれど、

(それでもイギリス、インド、タイには行ったが)

 

 

思いっきり自分の趣味に没頭して

楽しい毎日をわたしは過ごしていたんだ。

 

 

 

なのにイタリアに行ってからなぜか

「イタリアじゃないと楽しくない」と

頭で思い込むようになってしまって、

 

 

 

でも学生の頃は毎日新しい発見で、

それは文学、美術、音楽、

何でもいいけど、

 

新しいことを知れる毎日が

本当に楽しかったんだった。

 

 

 

(それで今のソフトマニアックなわたしが

出来上がったんだけれどね)

 

 

 

久しぶりの古巣で

大事なことを思い出した。

 

 

 

きっとまだまだ出てくるな。

しばらくはそういう好きなことを

もっと思い出して、

昔のようにたくさんの街を散策して

 

好きのかけら、

楽しみのかけらを

 

見付けていこうと思う!

 

 

わたしはどうしたって

好きが原動力だから。

 

(↑なんでかまた次回)

 

 

好きがわからないっていう人は

わたしみたいに学生時代のように

気楽に楽しみを味わっていた時代に

何が好きだったかを思い出すと

いいかもしれないね。

 

 

 

ではでは!