宝塚ファンアート禁止 | Pourriture noble


という話題がヅカファンの中で、結構な騒ぎになっている様子で。
私自身もびっくりしています。

Twitterなんかを拝見していても、素晴らしい絵師様が宝塚のスターさんのファンアートを描いていらっしゃいます。

あれ全部ダメって事になるの?

ダメなのは、営利目的の人達でしょ。
個人的に好きなスターさんを描いて楽しむ分には、何ら問題ないと思うんだけど。

宝塚のスターさんというのは、本当に。
目の前で歌い踊っているのが奇跡なんじゃないかと思うほど、絵のように美しいんです。

あれを観て、『描きたい』と思わない絵描きは居ないのではないかと思う。
私も、宝塚のファンアートはたくさん描いてきました。

て言うか、醸し出す気がなくても醸し出してしまう『宝塚感』が、私の絵や漫画の個性であると気が付いたのも最近なんですが。

その個性を培ったのは、10代の頃から宝塚歌劇を堪能しまくって。
宝塚のスターさんの美しい瞬間を切り取った写真を模写しまくっていたから。




過去絵ですが、娘役の後ろ姿だけでもこんだけごちゃごちゃ語れる笑
(これは模写ではありません。イメージ的には『風と共に去りぬ』のアトランタに居る若い娘さんが着ていがちなドレス)
ここでは夢咲 ねねさんや花總 まりさんについてしか触れていませんが。
娘役で歴代でも一番美しいボディラインを誇っていたのは、春風 ひとみさんだと思っています。
最近、久し振りに『南の哀愁』を見たのですが。
そのスタイルの美しさに、改めて度肝を抜かれました。
あのボディラインを少女時代から目の当たりにして。
それを脳裏に焼き付けて描くファンアート。

それがどれだけ、絵描きとしての財産になるか。

私の少女時代は、それで完結していましたが。
今はSNSに投稿すれば、それを評価して貰える。
褒められれば何よりも嬉しく、次に描く作品へのモチベーションにもなる。
それによって、絵描き同士の交流が生まれたりもする。

その根底にあるのは
『宝塚の美しい世界観が好き』
それだけだと思う。

それの何がいけないのか?
良く分からないし、残念な事だなと思います。