こんにちは。瓏蓮です。
既にご参加者の皆様のお手元にはお配りしましたが
今月のふたば書道会の月刊誌の表紙で、前回の書遊び大会の結果が発表となりました。
この大会では、毎回ふたばの季のご参加者の方々が多くの素敵な作品をお寄せ下さり
その中から何名もの優秀者が選ばれるという実績を残してきたのですが、今回はなんと
表紙の最優秀作品に2名もの方が選ばれるという快挙となりました。
おめでとうございます!
今回のテーマは『花鳥風月』。
参加者は、この四つの中からお好きなひとつを選び作品を書くのですが
ふたばの季から表紙作品に選ばれたのは『風』と『月』。
表紙以外にも、『風』と『花』で優秀作品1名づつが選出されました。
という訳で、本日は表紙含め優秀作品に選ばれた4名の方々の作品を
ご紹介したいと思います。
『月』表紙選出作品
教室でもお伝えしましたが、今回断トツで瓏蓮一押しだった作品です。
白と黒のバランス、渇筆の分量、程よい抜け感。
そしてなんと言っても、書きたい「月」ではなく、闇を塗りつぶして
主役を立たせるというテクニックに、書的センスを感じました。
本当に素晴らしいです。おめでとうございます!
『風』表紙選出作品
毎回手の込んだ作品を書かれる方ですが、今回の作品も漏れなく凝っていますね。
半紙に墨流し(マーブリング)加工を行い、その上に文字を書かれています。
墨流しの流れがそのまま風の動きを想像させ、良い作品になっていると思います。
「風」の構え以降の中身部分は「英国紳士風」にしたというのが本人談。
瓏蓮的な好みで言うと、ここをもう少しテーマに沿うよう書いて欲しかったかな。。
次回も素晴らしい作品を期待しておりますね♪
『花』
この方も毎回凝った拘りの作品を書かれる方です。今回は「花」という文字を
5つ使って、花束に見えるよう作品化にしてくださいました。
アイデア抜群でしたね♪
ご本人も反省されていましたが、もう少し全体のボリューム感(太さや大きさ)等を
工夫すると、より見栄えのする作品になったのではないかと思います。
とは言え、毎回の柔軟で幅広いアイデアは類まれなもの。
次回はどんな作品を見せて下さるのか、今からとても楽しみです。
『風』
「少し荒々しい風の雰囲気にしました」とはご本人談。
毎回とても繊細な作品を書かれ、ここ最近ではそうした作風が
安定してきた中での意欲作だったように感じます。
ご本人のご希望を叶えるのであれば、もっと文字を傾け、もっと太さを出し
もっと大きく大胆に文字の一部だけを半紙に残すような気持ちで書くと
荒々しさが際立ったように思います。
とはいえ、最後の部分の繊細な処理あってこその魅力もありますので
ご自身の強みをより有効に活かせるよう、経験を重ねていきましょう!
以上、4名の素晴らしい作品のご紹介でした。
今回も、他にも素敵な作品がたくさんありましたので
近日中にご紹介したいと思います。
お楽しみに。
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