年明け早々に、悲しいニュースが飛び込んできました。
地方の園田競馬で調教中のアクシデントで、現役騎手が亡くなられるという
ショッキングなニュースがありました。
松本幸祐騎手のご冥福をお祈りいたします。
この時期のJRAの3日間開催は雪が降るとさらに日程が変則になってしまいますが
無事に終わったことで、ホッとしている関係者もおられるかと思います。
障害戦は3日間それぞれ、1鞍ずつ行われました。
日曜日と月曜日の未勝利戦を振り返ります。
・1月12日(日)中京4レース 芝3000m
(美浦)
ワープエンジン
→10人気/11着
ケイアイプロキオン
→9人気/8着
トーセンニック
→12人気/10着
(栗東)
フリーダムレイン
→6人気/7着
タプファーアイ
→11人気/9着
勝ちタイム:3分22秒7(曇・芝:良)
初障害で馬券に絡んだ馬は居ませんでした。
勝ったのは5番人気、ダイワメジャー産駒のメイショウコホクでした。
約2年前のお正月開催で初障害戦を迎えて、障害戦17戦目で
勝ち上がりとなりました。
3~4コーナーの勝負どころで置かれそうになりましたが
そこで必死についていけたのが勝因かもしれません。
初コンビでしたが、上手く能力を引き出せた小坂忠士騎手の
好騎乗もあったと思います。
1番人気のアメリカンピースが2着。
ハナを切って勝ちパターンに持ち込めたかと思いましたが……。
馬体を離しての叩き合いとなり競り負ける形になりました。
力はしっかり出し切れた結果だと思います。
3着タマモエースは障害6戦目で初めて馬券圏内の好走となりました。
中団で上手く脚を溜めて、ラストの脚比べで差し込んできました。
馬体重は前走比プラス10キロでしたが太目感もありませんでした。
次もどんな走りをするか、楽しみです。
2番人気のスマートルミエールは1周目の4号障害を飛越したした際に
着地で転倒、競走中止となりました。
馬は異状なしとのこと、次走での巻き返しに期待です。
・1月13日(月)中山4レース ダ2880m
(栗東)
メネラオス
→8番人気/9着
勝ちタイム:3分15秒2(晴・芝:良/ダート:良)
月曜日の中山での未勝利戦も初障害馬は馬券になりませんでした。
その初障害馬よりも人気が薄かった、シンガリ人気の
フォージドブリックが勝ち上がりました。障害2戦目での変わり身でした。
初戦は10着、勝ち馬から6秒以上離された馬がここまでガラリ一変とは
驚かされました。道中の行きっぷりも明らかに良くなっていました。
ブリックスアンドモルタルの産駒で障害戦を走ったのはこの馬だけ。
父に初の障害戦勝利をもたらしました。
2着は10馬身と離されましたが、カルマンフィルターが入りました。
ハナに立つ積極策でしたが、勝ち馬にマークされる厳しい展開。
福島で3着、中山で2着と2戦続けて好走というのは力を付けてきた証拠。
次走も楽しみな存在です。
単勝1.7倍の圧倒的人気に支持されたラエールは3着でした。
スターとしてすぐは後方でしたが、すぐにポジションを押し上げて追走。
それでも勝負どころで離されてしまいました。
とはいえ、昨秋からの安定感は評価できます。競馬場を問わず好走しており
逆に今回のレースで人気が落ちるようなら、次は積極的に狙いたいです。
ナムラドーギーは飛越した際に、鞍上の鐙(あぶみ)が外れるアクシデント。
鞍上の小牧加矢太騎手も落ち着いて入れ直してレースを続行させました。
そういったアクシデントがありながらも、勝ち馬とは2秒6差で大敗はせず。
明け4歳馬ですし伸びしろもありそうなので、次も注意したい1頭です。