Age Factory RIVER TOUR
2017年11月2日(木) 新宿LOFT
大森靖子コピバン祭以来だなぁ、新宿ロフト。Age Factory のワンマンへ。
開演前の音楽が良い。
これ聴いたことあるんだけど、なんだっけ、なんだっけ…と思っていた曲は、ジミー・イート・ワールドの「ブリード・アメリカン」だった。後日、開演前の音楽を発表してくれてわかった。
それと、気になったのは、チェット・フェイカーの「Talk Is Cheap」という曲だった。いやぁ、良いなぁ。
そうしてはじまったワンマン。「ここに集まった者たちは何も間違ってない!それを証明していく!」というボーカルの清水エイスケの言葉からはじまった。
その “ここに集まった者たち” は、みんな Age Factory を観に来ているわけなんだけど、距離感をつかめないでいるというか、ぎこちない感じがした。私もだけど。
最新ミニアルバム『RIVER』収録の「left in march」をやった後も、エイスケさんが「この曲好きなんですよ」と言っても、しーーーん。エイスケさん、「……そんなことないですか?」って。
「autumn beach」だったかな。それを演奏した後に、「この曲、たぶん、ライブでやるのはじめてです」と言っても、しーーーん。するとエイスケさん、「え、俺らを観に来たんじゃないんですか? なんすか、その “知らんがな” みたいな。知れ!知れ!」と言って、少し笑いが。
いや、もちろん、みんな Age Factory を観に来てるんだけど、息を呑んで観ていたというか、どう反応して良いかわからず(というか反応することも忘れて)、ただただ受け止めていたって感じがした。Age Factory には “近寄りがたさ” があって、でもそこが良いって思う。
でもそう書くと “怖い人達” みたいだけど、人懐っこさも感じるのよ。先の発言も文字だけ読むと怖い感じするかもだけど、決して怖い空気が流れたとかそういうのではなく。
「間」とか「空白」が良いのかも知れない。その “しーーーん” ってところの間とか空白に、呼吸を感じるというか。
女性ボーカルがゲストで出たとき、「女の子良いっすよね~」。で、「(女の子にへらへらして)調子に乗ってるみたいですか? でも調子に乗りますよ! アルバム出したんだから」って言ってて、良いなって思った。
なんだか MC のことばかり書いてしまったけど、私はロックバンドが好きだけど、「このへんの音」ってあまり聴いてこなかった気がして。「このへんの音」っていうのは一体どのへんの音なのかよくわかってないけど、Age Factory が新しい扉を開けてくれるような気がなんとなくしている。(開演前の音楽もその表れなのかも知れない)
曲が良いんだよね、曲がね。
そんな当たり前のことしか言えないけど。
「ロードショー」が聴けて嬉しかったなぁ。
「真空から」も嬉しかった。
「ロードショー」も「真空から」も入ってる『手を振る』。これすべて良い!
手を振る/Age Factory
『RIVER』のツアーなのに違うアルバムを挙げてしまった。デビュー作が『手を振る』って、プププランドもファーストアルバムが『BYE!BYE!BYE!』だったなぁ。
Age Factory を聴いてると、空気が美味しいって感じがするのかも知れない。
あ、でも、わかんない。いろんな空気があるか?
「Puke」の、ファンクのような、ラップのような、酔拳のような、ライブパフォーマンスを浴びてみてほしい!
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