2023年2月京都旅⑤大徳寺拝観その1 | Lauae Alohaのブログ

Lauae Alohaのブログ

ハワイの風を少しでもお届けできますように…

2023年2月京都旅の記録のつづきです。

 

旅の目的は

☆感染予防に気をつける

☆冬の特別公開を拝観する

☆とにかくいろいろ食べる!

 

大慈院のなかにある「泉仙」で精進料理をいただいて

思ったよりも満腹になってから大徳寺の拝観を開始しました。

 

 

「泉仙」の1階席をお庭側から見るとこんな感じ

 

 

1階席にはほかにお客さんが来なかったおかげもあって

ゆっくり静かに精進料理を楽しむことができました。

 

 

青空が広がっていると思えば雨が降ってきたり

めまぐるしく変わるヘンなお天気でした。

 

 

正中2年(1325年)に建立されたとされる大徳寺ですが

社会の教科書では黒太文字、いしろくになし応仁の乱により荒廃。

室町時代にとんちでおなじみの一休さんが再興したと言われています。

 

 

大徳寺にある20以上の塔頭のなかで

最初に向かったのは冬の特別公開中の「芳春院」

残念ながら内部の撮影は禁止。

 

慶長13年(1608年)加賀の前田利家の正室芳春院(お松の方)が建立

芳春院さんの木像もお祀りされていました。

方丈庭園は小堀遠州の作と伝わっているそうです。

大きくはないけれど落ち着いた雰囲気の塔頭でした。

 

2番目は「大仙院」

永正6年(1509年)正法大聖国師古岳宗亘禅師(なんて読むんだろう)を開祖として建立。

大仙院は特別公開ではなかったけれど内部の撮影は禁止。

枯山水庭園の造りは仏教の教えに従っていて

蓬莱山から流れ落ちる水が大海原にそそぎこまれ

海を渡る宝船や亀などが岩で表現されていると解説してもらいました。

 

 

大徳寺は千利休が修行をしたと言われていますが

なかでも大仙院は千利休と密接な関係があったらしい。

というわけで、お抹茶付きのチケットにしてひと休み。

 

(お抹茶にはシナモン味のお菓子がついていました)

 

90歳のお元気なご住職がいらして

チケットに花押を書いてくださいました。

ありがとうございました!

 

3番目は冬の特別公開中の「三玄院」

内部の撮影は禁止again。

 

 

三玄院は天正17年(1589年)

浅野幸長・石田三成・森忠政(森蘭丸の弟)によって創建されたそうです。

たくあん漬けを考え出したと言われる沢庵和尚が修行したところでもあり

茶道に与えた影響力が大きい塔頭なんですって。

 

(突然の天気雨でレンズが濡れた)

 

通常はお茶会のとき以外は非公開だそうです。

江戸時代の絵師・原在中の描いた襖絵が有名で

特に「八方睨みの虎」が高く評価されているらしい。

冬の特別公開で襖絵もじっくり拝見できました。

 

 

大徳寺にある20余りの塔頭のなかで

そのうち3つの塔頭が今回の冬の特別公開を実施しています。

もうひとつの塔頭の記録は画像が多くなるのでつづく…