こんにちは。
子ども発達インストラクターの相澤陽子です。

息子がクリスマスにサンタさんからニンテンドーswitchをもらいました。

私はそもそもずっと反対していたのです。
息子にゲームを与えることに。

でも、夫のひとこと、
「クリスマスプレゼントに一番欲しい物がもらえたら嬉しいじゃない!」
と、
サンタさんの存在をまだ信じて欲しいという親のエゴで、、

ついに息子は手にしてしまいました。

息子は、言語能力が高くて処理能力が低い。
つまり、次から次へと思いついてしまったことを頭で処理するスピードが追いつかないのです。

・目についたもの(こと)を始めてしまって今やっていたことを忘れる
・思ったことをすぐ口に出してしまって、頭で《言っちゃいけないかも》と考えるのが間に合わない

という特徴がある子どもにゲームを与えるとどうなるか…

・ご飯に呼ばれても、自分以外が食べていてもお構いなしにゲームに夢中
・無理矢理辞めさせるとカンシャク起こして暴れる
・時間制限で強制終了すると、次のゲーム解禁時間が来るまでずっとカウントダウンしている
・「2時間」という時間制限に対して、「設定に時間がかかったから」とか「充電できてるか確認しただけ」とか言い訳ばかりして少しでも時間をごまかそうとする
・やってない時も頭がゲームで一杯で他にやることもやらず「暇だー」を連呼してただひたすら時間が来るまで無駄に過ごす
・ゲームをやっていない時間常にイライラして妹たちに当たり散らしたり暴言吐いたり

という事態になりました。
でも想定の範囲内だった。

ゲームのせいで争いが急に増えました。
やっぱりゲームを与えなければよかった…

でも、でも…

息子はゲームが好きで、すごく得意。
やっている時の集中力はすごい!

「ゲーム」を上手く活用して生活態度と結び付けられないかな。

「ゲーム」は家族が不幸になる為に我が家にやってきたのではなくて、
「ゲーム」があるから家族の笑顔が増えるようにできないかな。

そこで今実験中。

・冬休み中は一日2時間まで。
2時間の使い道は自由。
でも、他にやらなきゃいけない事や家のお手伝いをしてくれたりして全部済ませたらもしかしてボーナスタイムがもらえるかも。
・頭がゲームで一杯になって周りの人に攻撃的になったり思いやりの気持ちを持てなくなったりするのは「ゲーム依存」という病気。病気になったらもうゲームはできない。
・親(私)もゲームの話題を毛嫌いしないで今やっているゲームの内容を聞いたり会話の中で触れるようにする。
・サンタさんは家族を幸せにするプレゼントしか持ってこないよ。あなたがもらったプレゼントは家族を幸せするプレゼントですか?不幸にするプレゼントですか?

というような話をして2日目。
今のところクリスマス前のような楽しい会話ができるように戻ってきました。

ゲームを一概に否定はできないし、「子どもの要求に応えてあげることが自己肯定感を高める」なんてフレーズも聞きます。
でも、ゲームとどう付き合っていくのかはそれぞれの子どもの性格や特性をよく考えてその子に合った対策を立てていく必要があると考えさせられる一件でした。