ソラオドル | Latin.D.Live

ソラオドル

04-06.Feb.2010 @ El Cahlten

Latin.D.Live
すっかり時間を開けてしまった。その間「死んだかと思ったw」などのメールも届き…。笑

『パタゴニア』の大地に触れていると『ブログ』というちっぽけな存在のことなんてどうでもよくなってしまう…。というかただめんどくさかっただけだw

気づけばサンパウロを発つのも10日後。

思いっきり駆けていこう!!



…というわけでまずは『フィッツ・ロイ』。

このシルエットを見たことある人も多いハズ。
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このモデルとなっているのが『フィッツ・ロイ』(=“煙を吐く山”)という名を持つ山である。


本来はこの山は日帰りでちょろっと見て次の街に行く予定であった…

が、朝7時、(36時間の旅路のあと)この街に降り立ち、遠くにかすかにフィッツ・ロイがチラッと見えたその瞬間、「これはしっかり対峙する必要がある」と直感。

2泊3日で挑もうと決意。


でもまだ朝7時、レンタルショップは10時オープンということなのでとりあえず温かい場所を探すことに。。。
(ホントに死ぬかと思うくらい寒かった(><))

まあこんなときにはカフェですな。この旅を通してハマっている「チョコラターダ(ココアに近い)」が体を芯から温める。。。

しかも店のおばちゃんに聞くと近くのおっきいホステルでシャワーも浴びれるとのこと。かれこれ40時間以上シャワーを浴びてない僕にとっては嬉しい知らせだ。


カフェ&シャワーで10時を回っていたのでいざアウトドアレンタルショップへ!
そこで改めて自分でレンタルするの初めてだな~て思って感慨深くなったw
今まではゆかやらみわやら石田がやってたな~て思って。

まあでも今回は1人分なんで、必要なものもわかってるしあっという間に終了~
スーパーで食材を買い込みついに出発!!

NEW(…というかOLD)バックパックはこんな感じ。
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歩き始めから絶景の連続
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すれ違う人、追い抜く人に「オラ~」「オラ~」と言いながらあっという間に第一のビュースポットに到着&ここで昼食。
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ふむー、ふぃっつ・ろい!
ここからさらに近づいてしまうわけですね。


でまた「オラオラオラオラ…」って言いながら湖。
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フィッツ・ロイとオンナ


そんなことをしながら16時に目的のキャンプ場に到着!

で早速テントを立ててみる。
一人用なのであっという間だったのだが、
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なんだコレ?!
明らかに周りと比べてイビツだ。
まーね、一人用だからしょうがないんだけどね。
でもフライシートないですけど…。
防水性は大丈夫なのだろうか??


…てそんなことを気にしてても始まらないのでテキトーに荷物を置いてフィッツロイを間近で眺められる場所、「ロストレス」へ。
まさかここを登るんですか?という結構キツイ斜面を登りに登って1時間。
これほどしんどいとは思ってなかったので持ってた水もほんの少し。そして川も見えるがちょい遠い。。。
なのでひたすら「雪」を食べながら登ることに(><)w もちろんフワフワのやつです!


で、到着!!

フィッツ・ロイ
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あれだけしんどい思いをした甲斐があったな。

結局ここで3時間、ただひたすらにぼーっと観察。



面白いのが「煙を吐く山」の名前を持つだけあって、山頂に雲が引っかかったり流れていったり。
周りのソラも同じ感じで見ていてホントに飽きない。

宇宙船。
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鳥の尾びれ。
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赤いジンベイザメ。 
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近づきがたいほどの荘厳さ&神秘さを持ったフィッツ・ロイ…。

そしてそれを取り巻く遊び心&創造性を持ったソラ…。

それらがある種のアートを描いているようで、「神様の青空博物館」にやってきてしまった、そんな感じがした。




そんなアートを肌で感じて感動して、さて夕飯だ!…と思ったら致命的なミスに気づいた。


「懐中電灯持ってきてない…」


いくら日没が遅いと言え(21時半)、それ以降は何も見えない。

どうやって調理ができようか、いやできまい。。。w

でもとことん腹が減ってたのでipodで何とか照らしつつ1日目の夕飯のピラフに舌打つ。

テントの中ではピラフを盛った皿をひざに置き、端にipodで情熱大陸を流しつつ食事。

こうすれば何とか明かりが維持できる!!笑


寝袋にくるくるになりながら芋虫のように就寝。

芋虫と言えばサンタマリア(グアテマラ)の登山のときのみんなの芋虫姿はウケたな~と思っているといつの間にか夢の中へ・・・