最近全然ブログ更新してないので、最近読んだ本のお話を1つ。

あまり本など読まなそうな私なのだが、少しお気に入りのシリーズがある。
村山早紀さんという作家が書いた「風早の街シリーズ」(私が勝手に銘々・・)
この作家さんの書く物語の舞台として登場する風早と言う街には、いろんな
不思議な言い伝えや伝説のような物が多く存在する。
猫耳の少女が暮らす元ホテルを利用したマンションのようなとこや、お花と話
できる一族やら、悪の秘密結社まであるw
その中でも、私の一番のお気に入りが、タイトルの「コンビニたそがれ堂」だ。
そして、その新作が今月発売された。
それが、コンビニたそがれ堂(空の童話) です。

今回のお話は、本にかかわる人のお話というか、空の童話というサブタイトルが
ついてるように、児童書にかかわるような人たちのお話です。
そもそも「コンビニたそがれ堂」ってなんやろ?と思い買ったのが最初。
読んでいくうちにわかったのだが、心の底から探したいものがある人だけがたどり着け、
そこには何でも揃っているという不思議なコンビニらしいのだが、コンビニなのに夜
しか開いてなかったりするw
ま、店長が風早の街の神社に祭られている狐様なのだから、昼は忙しいのかもしれないw
店の売りが、おでんにお稲荷さん、そして最近はコーヒーもあるようで、これが美味しいらしい。
物語の中でも、登場人物がコーヒーやおでんを口にしてほっとするような描写が
あるが、読んでいる側の私もつられてほっとしてしまう、そんな不思議なお店。
この物語の中での店の存在って、水戸黄門の印籠なのかもしれない。
この物語を読んだ人たちは、泣いたとか書いてるが、私はむしろワクワクしちゃうんです。

そして、読み終えて思うのが、俺も登場人物の横でコーヒー飲んでたのか知れ
ないなぁ ってくらい、ほっとするような、何か懐かしいものをみつけたような、
そんな不思議な気持ちにさせてくれるお話です。

詳しい内容は、ネタバレ防止の為書きません^^;