引きこもりが長期化していくと

お子さんとしては

社会で生活することが

さらにハードルの高いものとして

認識するようになります。

 

 

「子どもはこのままだとどうなるのか

 よくわかっていない」

と思われている親御さんもいらっしゃるかもしれませんが

子どもたちは

今の自分のままだとダメなこと

将来が見えなくなることを

百も承知です。

 

 

だからこそ長期化すると

「この年齢になって、職歴も学歴もなければ

 どうにもならない」という思いが

募ってきます。

 

 

10代、20代の頃は

この苛立ちが暴力行為として現れることもあります。

その対象は親、特に母親に向かいます。

殴りながら、心の中で悲鳴をあげている状態です。

 

 

そして30代になると暴力行為は治ります。

「子どもは考え方を変えた」と喜ばれるかもしれません。

違います。

もう暴力をする気力すら湧かないのです。

自分の人生を「諦めて」しまったのです。

ここまできてしまうと、人に会うことも拒否されるでしょう。

家族でさえ会えなくなるかもしれません。

各種のサポートも引き受けてもらえない場合もあります。

 

 

お子さんたちが日々苛立つのは

将来のことを考えてしまうからです。

同級生と自分を比べて

「もう自分は終わった」と思ってしまうのです。

そして一方で「嫌だ、終わりたくない」という

思いも持っているのです。

 

 

「じゃあ動き出したらいいじゃないか」と

思われるかもしれません。

しかし働いたこともなく、

人とも長期間コミュニケーションを取っていなければ

一歩を踏み出すことが本当に「恐怖」になります。

「軽い気持ちで」できることではなくなるのです。

 

 

外の世界に向けて

恐怖心があるとき

対応として大事なのは

「できることを増やす」ということです。

 

 

私のカウンセリングでは

まず生活の中で改善を加えます。

例えば部屋の掃除をしたり

家事をしたりというところです。

 

 

さらに運動を取り入れたり、

趣味を楽しんだり、

ということを増やしていきます。

 

 

規則正しい生活リズムになり

家事などもするようになると

少し自分の中で「変化」を感じられます。

これが「自分もできるかもしれない」という

予感を生み出させる種となります。

 

 

「できるようになっている」という感覚を

持つことがその先の進学であったり

就職につながる原動力になります。

 

 

これにはそれなりの時間がかかります。

今日明日ですぐに変化することはありません。

しかし小さな変化は毎日起こるようになります。

 

 

引きこもりを経験された方が

家の外の世界に飛び出すのには

順序が必要です。

ドラマみたいに一足飛びにできることはありません。

 

 

まずできることを増やすこと。

この視点を忘れないようにしましょう。

 

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