長男が中学受験をしたいと言うので塾通いが始まり、我が家の生活が大きく変わって半年。
「今の子供たちが大人になったときの世界で求められるものは私たち大人が望まれていたものは全く変わっているだろう」
「‘学歴’‘経歴’‘資格’より、ポテンシャル重視」
最たるは、世界中で話題となったオクスフォード大学のオズボーン氏のこれから「消える職業」「なくなる仕事」に関する論文でしょうか。
とにかく、子供の育っていく中で、〇〇が出来るという上っ面にこだわるよりも、変わりゆく世界での「生きる力」を育む方が賢明であるという指摘を日々あちらこちらで目にします。
でも、足元を見れば学歴社会時代と何ら変わらない、或いは激化しているようにさえ思える受験のリアル。
そんな中、今度は「教育虐待」という言葉。
思いっきり時代に逆行しているではないかと思うわけですが、渦中にいると自分が子供の教育に虐待的なアプローチをとっていることに気づけないのが子育ての怖いところ。
だからこそ、「これは誰のためのことだ?」「押し付けていないか?」
そういう問いかけを自分にすることが本当に大事だと思っています。
いつの時代もそれに近い親子関係で成り立っていた家庭はあると思います。
問題はそこに親という役割を超えて一人の人間としての信念なり筋が通っているかどうか、という点。
そんな私の考えを裏打ちしてくれる記事に出会いました。
https://dual.nikkei.com/atcl/column/19/111900043/111900002/
(保護者):母親の希望の小学校にお受験し、その後も習い事や友人関係、着る服まで母の支配を受けてきた私は、無意識のうちに、3歳になる自分の娘に対しても、表情や言葉で支配的になってしまうことがあります。習い事などもどうしても増やす方向で考えがちです。このままでは教育虐待の連鎖になってしまわないか心配です。
(菅原さん):これは、どこかで親が自分の生き方を決めるしかありません。「私はこう生きる、これが私の人生」と言える自分の生き方が定まらない限りはどこへも行けないのです。
以下、コーチングの専門家である菅原さんの言葉をピックアップします。
・子どもにあれをしなさい、これをやりなさい、と、細かく指示することよりも、親がどっしり構えて揺るがない姿勢を見せることのほうがよほど大切。
・親が自分の生き方をきちんと定め、どっしりと構えていれば、物事を正しく判断できるようになるので、子どもに何か異変が生じた場合もすぐに気づき、適切に対処できるはずです。
・完全に突き放すのでもなく、子どもと一緒に、子ども自身が納得できる道をゆっくりと探せばいいんです。ただ、そのためには親自身の生き方が問われます。だから、親がしっかりと『自分軸』を持っていなければいけません。
でもどうやって自分の軸を探すのか分からない。
そんなママにぜひ12月3日(火)10時からのワークショップ(読書会)にお越しいただきたいです。
会員さまはもちろん、それ以外の方もどなた様もご参加いただけます。
ラサタ
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