日記 5月21日 | ラサール石井オフィシャルブログ「ラサール石井の生き急ぎ日記」Powered by Ameba

日記 5月21日

朝8時起床。昨日は遅くまで資料用のDVDを見ていたのでかなり眠いが、なんとか起き上がり、塾に向かう。今日は数学、数Ⅰの図形。幾何は中学時代から嫌いじゃないので、自信を持っていたが、ほとんど忘れていた。試しにやった問題があまりにも難しく。先生と二人で考えても、1時間かかっても解けない。最終的に二人で顔を見合わせ。「解答見ましょうか?」ってダメじゃん(笑)
いや、先生の名誉のためにいいますが、これはほんと嫌らしい問題だった。

その後色々復習や、ほかにも勉強したい事はあったのだが、仕事が終わっていなかったので都内のホテルに。来年、脚本・演出を担当する芝居のプロット、粗筋を提出する締め切りが昨日だったたのだが、まだ完成していないのだ。幸い今日は稽古が休み。ここぞとばかりにというか、もうここしかないという状態で、自主的にホテルを取って自主的に缶詰になり、できれば今日中に仕上げるという覚悟でやたら自主的にホテルに入った。

禁煙ルームしか空いてないという事でOKしたのだが、部屋どころかその階全部が禁煙階だった。いや、すごいんだね。エレベーター降りた廊下の臭いが半端ない。すごいタバコとヤニの臭い。むしろ部屋の方がまだ臭わなかった。あれ、喫煙者は感じないんだろうか。感じてもそれが心地よいのだろうか。
以前、売り家を不動産屋さんと見に行った事があるのだが、外から見たら赤い壁のこじんまりしたすごい可愛い家なのに。中に入ったら壁という壁に黒いシミが。もうありとあらゆる壁がどす黒くなっちゃってて、呪われた家みたい。「なんですか、これ」「ええ、ご家族3人ともヘビースモーカーで、これはヤニですね」だって。つまり、このままで住んでたんだ。3人の吐き出すヤニでこれだけになるんだよ。じゃあ、3人の身体の中はもっとってことでしょ。恐ろしいよねえ。

ま、人間の鼻はよくできてて。すぐにばかになっちゃうんだけど。
さあ、書き出すぞ。と意気込んだが。でもねホテルに入っちゃうと、ついゆっくりしちゃうんだね。買ってきた本を読んじゃったりして。まあ、そんなもん買ってくるなって話なんだけど。

この芝居には原作があり、これが日本国民なら誰でも知っているという超有名作品なのだ。それだけにプレッシャーは相当。それをまたミュージカルにしなければならぬという、しかも子供たちにもわかるようにというかなりハードルの高いお仕事なのだ。

こういうときに話を作ることに重きを置くと、結局ストーリーを必死で追うだけの脚本になりがちだ。大切なのは、細かい筋立てではなく、芝居が指し示している方向性だ。
この方向性が今回難しい。シンプルにしなければいけないが、単純すぎると深みがない。考えすぎると頭でっかちになる。
今までもこうやって悩んでいると、なにか突破口であるアイデアがキラキラと頭に降りてきて、一気に突き進む事ができる瞬間があるのだが。いまだ降りてこない。降りてきません。

こういうときは原作を読み返す。これが大事。

てなことを繰り返すうちに。時間は無情にも過ぎていく。あっというまに夜になっている。
ま、今に始まった事ではなく。これがだいたい今までのパターンなんだが。


しばし休憩。スマホでネットを検索すると。このブログがネットニュースになっていた。

「セレブ奥様みたいなブログ。頑張るのはもういいかな」

ええ!そこ!

こないだふと書いた「徒然に」って文章だよ。なんでこれが?
だって普通は「○○さん、朝食を公開」とか「○○さん、女子会!」とかそんなのが紹介されてるじゃん。俺だって、猫や花やご飯載せてるのに。そっち紹介してくれよ。

しかもこのまとめ方。なんかセミリタイアしたみたいな。

本来の意味は。昔見たいに毎日面白いブログ更新しようとすると、頑張りすぎて毎日更新が大変だから。あまり気負わずに、ゆっくり続けてそのうち書き方のスタイル見つけますよってことなのに。

なんか、もう面白い事を追求するのはもういいかな、みたいなニュアンスに聞こえるではないか。
そんなことはまったくない。

今年もさんまコントライブで面白を追求したし。今の熱海五郎一座なんか、日々面白さ以外追求してないからね。

ご興味ありましたらTSUTAYAで過去の熱海五郎一座とか伊東四朗一座とかのDVDありましたら、レンタルして見てみてください。頑張ってるよ。

あ、いかん。そんなこと言いながら夜は更けていく。書かなくては。