本日は目尻切開手術後の経過について、話ししたいと思います。

目尻切開手術は話した通りに目尻の後ろの部分を切開して、

目の絶対的な大きさにする手術です。
本院の目尻切開は、単純目尻切開だけではなくて、

目尻を下げながら、切開するために、
切開程度が大きくて確実なのが特徴です。

この特徴によって、ついて来る経過があります。

 

(手術前、手術後3か月目)

 

第一は手術後、はじめに視野がぼやけて見える部分です。
麻酔と共に、目尻部分の切開線が眼球と繋いているところに軟膏を塗ると、
一時的に視野がぼんやりしていて、

二つや三つに見えることもあります。
他の部位の手術とは異なって、

目の手術だと、手術後のはじめにできる現象で、
時間が経つにつれて、だんだんよくなります。

第二は手術後にできる結膜浮腫の現象です。
結膜浮腫の現象は、

皮膚の腫れが眼球の結膜に生じることだと理解すると、

わかりやすいと思います。
(眼球充血=皮膚のあざ/眼球結膜浮腫=皮膚の腫れ)
結膜とつながっている部分を手術するために、

結膜側に刺激を受けて、腫れる現象が、
時間が経つにつれて、むくみがだんだん引きます。
結膜浮腫は、目尻切開手術患者様の中で

90%以上に生じる現象ですが、
結膜が腫れている間、まつげが刺さったり、

まぶしさ、目が染みる、眼球乾燥などの、
いろいろな症状が、複合的に現れることがあり、

眼科薬を一緒に使用することになります。

 

(手術前、手術後3か月目)

 

第三は切開の傷跡です。
他病院に比較して、切開の程度あ確実で、

ダイナミックな本院のたれ目形成の目尻切開は、
その効果の切開部位も広くて、

縫合部位が広くて、傷跡も小さくありません。
一般的に、時間が経つにつれて、傷跡が薄くなりますが、
傷跡は個人差があるために、

少しの傷跡が残る部分は考慮しないといけない部分があります。

 

(手術前、手術後3か月目)

 

これ以外にも回復をして、目尻がこのように尖るように治ることもありますが、
傷跡が治る形は、目尻を切れ長に合わせても、
目の構造と目の動きにようって、

眼球の形により、丸い形に治ることもあります。
手術方法の差ではなく、患者様により、差が出る現象であるために、
目尻の形が、希望する通りに、手術ができない場合もあります。

手術を受ける前に、手術後生じるいろいろな現象たちを、
このように考慮して見るのが必ず必要であり、
上のような部分を受け入れる

ことができる時に手術をした方が良いです。