昨日テレビを見ていたら、「秋バテ」なる言葉が紹介されてました。
夏バテはもちろん有名だけど、最近は「秋バテ」も健康のキーワードだとか。
暑さが真っ盛りの夏は、冷たいものを摂り過ぎたり、寝苦しくて寝不足になったり、
汗をかいて脱水になる危険性があったり、もちろん体にはダメージが大きい時期です。
でも、何とか夏を乗り切っても、倦怠感が抜けないとか、食欲不振が続いたりとか、
秋になって出てくる体の違和感のことを「秋バテ」と言うそうです。
「秋バテ」という言葉はなかなか耳に馴染みがありませんね。
でも、実は東洋医学には、昔からその概念はあるのです!
ちょっと話はずれますが、東洋医学では、何でもグループ分けをするのが得意です。
自然界の物は全て「木」「火」「土」「金」「水」のグループに分けられるとされます。
「木」は乾けば「火」がつき、「火」で燃えたものは「土」に戻り、「土」の中からは「金」が出て、
「金」が冷えると表面には「水」が付き、「水」のある所に「木」が生える。
こういう流れで、自然界は全て循環してますよ、という考え方です。
で、真夏は「土」に、秋は「金」に分類されます。
上質な土にはたくさんの金属が生まれるという基本ルールに則ると、
真夏に体を養生すれば、健やかに秋を迎えられると考えられます。
逆に言うと、真夏に体力を消耗したままでは、それが秋まで響いてしまう。
これが、東洋医学でいう「秋バテ」です。
真夏は過ぎてしまいましたが、いつもと違う倦怠感は、秋バテかも知れません。
今からでも遅くはありません!お体のケアをなさってみてはいかがですか?
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