面白い時は、すっごく面白い。
でも、着いていけないって感じる本もたまにある作家さん。
で、
今回は、大当たり本でした。
裏表紙に、「いままでの伊坂幸太郎作品とは違います」とある。
これについては否定します。
らしくって面白かった。
ある天才野球選手の一生ものっです。
でもね、その辺の一生モノとは大いに違うのです(まったくもって違う)。
シェークスピアのマクベスが物語の随所に現れます。
はたまた、大きな宗教観・哲学を、も内包してる。
(色即是空・空即是色、なんですよ)
オモシロイはオモシロクナイ、面白くないは面白い ??
ぜひぜひ、読んでみてください。
ちょっと、書き加えておきます。
伊坂幸太郎という作家さんは、手を加えて作品をより高度にとするんですって。
今回のこの本は、文庫本です。
で、
今年、今月、5月1日に完全バージョンとして、
「あるキング完全版」というのが発行されたようです。
雑誌掲載時のバージョン・単行本バージョン・文庫本バージョン、
すべてが網羅の本なんだそう。
何だか、スゴイね。
おしまい。
※ たまたま、道路工事の現場を眼にして…。
初めて意識したこと。
「なんて、悪い地盤に住んでいるんでしょ!!」
すごいなあ、砂の上に住んでるよ、自分。

