タタラ操業では送風孔の上の穴から炉の中を覗きます。 また熔けた壁で送風孔が詰まらないよう棒でつついたりもします。
中の様子を確認しながら作業を行いますが、「ダイレクトに中の様子が見れれば、状況の把握もできるし見てても面白いのでは」と考え、透明な素材を探しました。 サファイヤガラスは製品として購入か注文するしかなく、まして高価。 たまたま好奇心で買った1本500円の不良品人工クオーツが有ったので切って磨いてみました。
千種中タタラ実習、孔に耐熱ガラスをつけ常に中の状況が分かるように工夫されています。
家の円筒形タタラの亀裂でダイレクトに中が見えます。 亀裂は泥で修理しながら操業します。
切断研磨した4辺のクオーツ。
よく考えたら、壁に穴をあけて粘土かレンガで開閉すればいいだけで、膨張率や強度が違う物をわざわざはめ込むのは止めることにしました。 まして壁は溶けてただれるので見えなくなりそうです。



