『大漆農場でドローンを使って採集すれば大儲けできるぞ!』と思い種を採取、苗を育て、土地を借り試験栽培を行いました。 NPO丹波漆にお世話になりながら、4年ほど頑張りましたが鹿の食害、栽培地の確保が難しい事、下草刈りの手間のために諦め伐採してしまいました。 日本の産地はどこも公的支援で成り立っているようで、全くの個人経営は存在しません。 道具も6万円で購入し、試し塗りの酒ますまで買ったのですが残念。 しかし6~7年の間に様々な成果は有りました。①NPO丹波漆に遺伝資源として種・苗を供給(もともと良い種類を共有していたそうです) ②京都森林試験場に苗を譲り、小椋種として登録(木地師小椋一族の小椋さんの山から分けてもらったので) ③京北森林公園での漆植樹イベントにポット苗を使ってもらった(漆のポット苗は有りませんでした) ④京都・広島の大学に遺伝子調査のサンプルとして提供できた・・・など。 市内北部は山の土質が良く、年中多雨で漆栽培の適地だったのですが本当に残念です。 私が中国人大富豪なら山を買いあさっていたのですが、「イイ話アルネ、サッサト山買ウアルヨ」の声が頭に・・ゼンジー北京か。


