タタラ製鉄は地形を変えます 真砂土から砂鉄を取り出すために、山の脇に水路を作り真砂土を流し比重選にかけます。 真砂土は風化した花崗岩なのでいずれは無くなり場所を変えることになります。 一方流した土は沢を下って堆積し地形も変えます。 波賀町斉木を沢上流と下流から撮っていますが、ただの山里ではなくタタラで堆積した土砂でできた地形です。 峠の反対側、岩野辺も似たような地形で急峻な山間部に見事な棚田風景を作っています。 ただ、流している当時は田んぼを作る農民とよく話し合って作業をしていたそうです。