土曜日、初めて、マスターズリーグの試合を見に行ってきた。
プロ野球マスターズリーグ。
プロ野球のOBで構成されたスペシャルリーグで、開幕したのは2001年。
開催時期は11月から1月までの三ヶ月、全20試合。
チーム数は5つで、札幌・東京・名古屋・大阪・福岡、となっている。
ひとくちにOBといっても、年齢層は実に様々だ。
50歳を超える選手もいれば、引退したばかりの30代の選手もいる。
もちろん、現役の頃のようなプレーはできないものの、ほとんどがかつての有名選手たち。
その選手たちの真剣勝負は、普段のプロ野球とはまた違ったおもしろさがある――と、思う。
百聞は一見にしかず、ということで、札幌ドームで開催された「札幌アンビシャス」vs「大阪ロマンズ」の試合に足を運んできたのだった。
入場料は普段の試合より安く設定されているが、なんと外野席は北海道民なら無料!
これはいい。
思ったよりも観客が入っていて、正確な数はわからないけど、1万近くは入っていたんじゃないだろうか。
選手の一例を挙げると。
札幌には、まず投手では川口・阿波野・川崎・松沼兄弟・そしてガンちゃんこと岩本など。
野手は、石毛・石井浩郎・広瀬哲朗・簑田・松本など。
日ハム・巨人・西武のOBが多いようだ。
大阪はやはり阪神・近鉄系のOBが多い。
山田久志、真弓、福本、川藤、八木、梨田などなど。
俺がまだ子供のころ活躍していた選手、もしくはそれ以前に伝説を残している選手たちが実際にプレーするのを見るというのは、なんだか妙な気分で実におもしろい。
さすがに応援団もいなくて鳴り物もないので、のんびりとくつろいで試合を楽しむことにした。
しかしまあ、老いたりとはいえさすがはかつてのスター選手たち。
体力的な衰えはあるものの、守備などの技術面はさすがである。
投手にしても、130km台のスピードは普通に出ている人も多い。
たいしたものだ。
ちなみに試合のほうは、2-0で大阪ロマンズの勝利。
敗戦投手は、マスターズリーグ初登板の、かつての日ハムエース・ガンちゃん。
選手たちの中では若いし、現役を退いてからの期間も短い方なんだが・・・やはりそう甘くはないのかもしれない。
が、やっぱりここ札幌での知名度はバツグンなので、受けた歓声も最大級だった。
他にも、日ハム出身で解説の仕事をたくさんやってる広瀬哲朗なんかも、大きな声援を受けている。
こういうところにも、今年の日ハムフィーバーの余波がきているようだ・・・。