今回はネパールで感じたちょっとスピリチュアルなお話を。 ネパールはチベットのお隣なので文化圏としてはかなり混ざっている感じです。
チベットから亡命して来た人がたくさん住んでいるそうで、 すでに亡命2世3世の時代です。 ここで親が亡くなってしまったり、一緒に暮らせない境遇の子も たくさんいるのだそうです。
昨年4月にネパールに行った時に、 TCP(特定非営利活動法人 チベタン・チルドレンズ・プロジェクト) という組織の存在を知りました。 チベットに魅せられた日本女性がチベットで養護施設を作り、 その後カトマンズ近郊に場所を移してチベット難民の孤児を 擁護されているそうです。
今回、10ヶ月という短いインターバルで ネパールを再訪した理由はTCPへの訪問もありました。 施設に行ってみると古くて大きな住宅に19名の子どもたちと 日本女性 加藤千晶さんが住んでおられました。 中古の家を購入したそうです。
体格の大きな、よく吠えるシェパードが3頭もいるのは、 ペットという意味合いではなさそうです。 大きな怖い感じの番犬でした。 家の中に入ると、子どもたちが嬉しそうに日本語で「こんにちは」と挨拶してくれました。 訪問日の土曜日はネパールの休日だったのだそうです。 大きなカップにチベット茶(塩入のミルクティー)を入れてくれました。
彼らが日常会話をネパール語ではなくチベット語で話すこと、 ダライラマ猊下に祈りをささげることを除けば、 どこにでもいる子どもたちが、笑ったり掃除をしたり(チベットの年末にあたりました)、 水を出しっ放しにして千晶さんに叱られたり、ワガママを言ったりしていました。
実は、私はかねてからチベットに魅了されていました。
前世のどこかでチベットにいたことがあるのだろうと思っています。
サイキッカーの方に「前世であなたは中国の内陸部で僧でありながら戦士だった。
空手をやっているのも無関係ではない。多くの人を殺して来た過去がある。 今生はそのお詫びやお礼の人生だ」と言われて、 とても納得してしまったことがあります。
高山から見る空が藍色なことも、死にそうなほどの寒さを過ごしたことも、 ひんやりとした家の壁、春になると小さい黄色い花が咲くことも、 なんとなく記憶のどこかにあるような気がします。
今回、チベットに恩返し(もしかしたらお詫び)ができることは 私にとって願ってもないことなのだと思います。 世界の貧困に対する支援は続けていきますが、 これまで日本の養護施設にしてきた支援は労力も含めて、 チベットの子どもたちのために切り替えようと思いました。
その理由に加藤千晶さんの存在があります。
私が作ったオラクルカード「橙花の言葉カード」60枚の中に こんな1枚があります。
あなたのルーツ
このカードはいわゆるスピリチュアルな関連のある人や場所のことを指しています。
このカードを自分で作っていながら 自分にとってこの「あなたのルーツ」はどこなんだろう?誰なんだろう? と考えてきました。
が、やっとここで! この人生のとうとうここで! 出会った気がしました。 ここへ来てやっと自分の方向性が見えてきた気がします。 なんだか腑に落ちて、清々しい気持ちです。
TCP(特定非営利活動法人 チベタン・チルドレンズ・プロジェクト)について
↓ https://www.tcp-np.com/
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