(元)無気力東大院生の不労生活

(元)無気力東大院生の不労生活

勤労意欲がなく、東京大学の大学院に逃げ込んだ無気力な人間の記録。
学費を捻出するために、不労所得を確保することに奮闘中。
でした。

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 鎌田雄一郎『ゲーム理論入門の入門』を読了。

 

 中盤くらいまではスラスラ読めて、「おお、入門の入門だ」と思うが、ナッシュ均衡の非存在のあたりから雲行きが怪しくなる。そして、後ろ向き帰納法についてラーメン店の出店の事例を持ち出したあたりから、「あれ」と思う。極めつけは、不完全情報ゲームと完全ベイジアン均衡を扱う最終章。このあたりは、もはや入門ですらない。
 詳しい人が、どうやって詳しくない人に伝えるのかを苦心したあげく、かえって分かり難いものが出来上がってしまった典型例のように思えた。
ある程度分かっている人が読むと、その理解を深めることになるのかもしれないが、初学者がこれに手を出すのは危ない。

 

 

 


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 中北浩爾『自公政権とは何か』を読了。

 

 表題は自公政権とあるが、まずは連立政権とはというところから議論は展開されていく。連立政権に関する先行研究をなぞり、日本での連立政権の歴史を振り返る。その際には、連立政権における政党間の調整のあり方を丁寧に読み解いていく。その土台の上で、長く続くことになった自公連立政権について解説しているのである。
 一言でまとめるのであれば、連立する政党同士の選挙での調整をいかに行うのか。ここに、結果として自民党と公明党が長く連立を維持することが出来た秘訣が隠されている。民主党を中心とした連立政権が成立し、野に下った自民党と公明党がその敗北ゆえに、選挙における両者の協力の重要性を痛切に感じるようになったというのは逆説的であるが興味深い。

 

 

 

  色々と検索していたら、以下のエントリに行き当たる。

  霞が関から見た永田町
  

  安倍政権は、国会の開催を最小限にすることで、支持率を維持しているという趣旨。

  自民党と公明党との関係だけではなく、国会運営も「巧み」というのが現在の自公政権なのかもしれない。

 


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 曽我謙悟『日本の地方政府-1700自治体の実態と課題』を読了。

 

 間違いなく好著。表題通りの内容だが、過不足なく、また最新の研究も適宜参照にしつつ、「日本の地方政府」の概要をまとめている。特定の分野の専門家であるとどうしても深追いしてしまうような部分も絶妙なところで切り上げている。その手際の良さが光る。

 

 

 

 


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 新藤宗幸『官僚制と公文書: 改竄、捏造、忖度の背景』を読了。

 

 公文書の改竄や捏造が相次ぐ中で、その根源にある官僚制の問題点に迫る。どうしても現政権への批判が強くなってしまっているが、官僚制に内在する問題点を鋭く指摘していると思った。

 

 

 

 

 


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 Peter Parycek et. al (eds) 『Electronic Government: 17th IFIP WG 8.5 International Conference, EGOV 2018, Krems, Austria, September 3-5, 2018, Proceedings』を読了。

 

 平成最後の投稿は、読了した書籍で。
 「電子政府」というテーマも広がりを持ちつつ、若干の停滞を見せてもいるということを強く感じさせる論文の構成。特に新たしい実践について取り扱った論文が近年どんどん減少しているように思う。それだけ当たり前のこととして扱われることになったということが、この10年ほどに起きたことであるのかもしれない。