3週間程前にポカラで泊まったホテル(Hotel Diplomat, Pokhara)で聞いたお話。(人とのつながり - ポカラ、ネパール)

ポカラ滞在中、ホテルのオーナーの息子さんや滞在中の旅行者といろいろと話をする機会があった。(ホテルのオーナー夫妻は旅行中で、息子さんがしばらくオーナーの代わりをしていた。)

コロナ前に、80才過ぎの日本人男性(ここではおじいちゃんと呼んでもよいでしょうか...ウインク)が一人でポカラにこのホテルに泊まりきてた。その男性は奈良に住んでいる方で、ポカラにきて、特別観光をするとか、何をする訳でもなく、1日一回1~数時間程近くの湖の方へ散歩に出かけては帰ってきたそうだ。

二年に一度はやってきて、毎回同じように過ごして帰る。おじいちゃんの英語は片言な英語だったので、いつも簡単な会話しかできなかったそうだ。

それが、コロナが終わっても、そのおじいちゃんはポカラに訪れることはなく、ホテルのオーナーの息子さんは彼からもらった電話番号に電話をしてが、誰もでることはなかったそうだった。

なんとも不思議な縁のあるお話。実のところ、私は4月に日本に帰り、5月になったら京都の親戚の家に滞在予定していた。そして、知合いのいる奈良にも行く予定でもあったので、「その方がどうしているか私がみてくる...」という話になった。

80才過ぎのおじいちゃんが、英語もあまり話せないのに、なぜ一人でポカラに行ったのだろう。なんだか不思議な話だった。私は気になって、気になって、カトマンズに帰ってからすぐチャットで奈良に住む知り合いにこの話をした。

そしたら、次の日、その奈良の友人も気になって、その方の住所まで行って、表札にその奈良のおじいちゃんの名前があったそうだった。そのおじいちゃんが住んでいるかどうかはわからないけれども、同じ名字の方がそこにまだいることだけは確かだった。行方不明という結果にならず、私も、奈良の友人も、なんだか嬉しくなった。

居ても立っても居られなくなって、その次の日、カトマンズから絵葉書を出した。ニコニコニコニコちょうど私が日本に帰る4月初めには到着しているのではないかな...

先週アンナプルナトレッキングが終わり、ポカラに戻った。その時に、ポカラのホテルのオーナーの息子さんやおばあちゃんに会った際に、「xxさんは、あのもらった住所にいたよ!」と報告。大興奮の報告会だった。ダッシュダッシュダッシュ


奈良のおじいちゃんも、コロナ前で80才過ぎだったということは、もう90才近いのかなぁ。5月に奈良に行った時にお話しできたり、お会いできたり、するのかなぁ...ニコニコ  (人を引き寄せる街ポカラ、奈良のおじいちゃんからの連絡