原題:WAR FOR THE PLANET OF THE APES

 

 

 蔓延したウィルスにより死滅に向かう人類と知能を獲得した猿たち。猿たちのリーダー、シーザーに次々と襲いかかる試練。仲間の裏切り、妻と子の死、捕らえられ課せられる過酷な重労働、飢え渇き。

 

 神に試される信者の話のようで、旧約聖書でも読んでいるような気持ちになる。

 

 少女NOVAは希望なのか?人類というのは「知恵の実」であるりんごを食べ楽園から追放された話を思い出す。

 

 わたしがテレビでチャールトン・ヘストン主演の「猿の惑星」を見てから40年以上の月日が経った。あの作品は人間の視点から見た「猿の惑星」だったが、ジェネシス以降は猿「シーザー」の視点からみた地球になった。現実世界でも争いは東西冷戦から既存国家vsテロ集団になった。世界情勢は大きく変わったようで、実は何も変わってはいないことに気づく。猜疑心と憎悪、強欲が人々を戦わせている。

 

 よく出来た最終章(たぶん)だと思うけど、わたしはエンタメ性の高かった第1作が懐かしい。