津和野初日のランチは路地裏にある隠れ家的フレンチ『思黙庵(しもくあん)』でいただきました

入口はこんな感じ。

お店は古民家で、小さな看板はありますが、うっかりしてると見落としてしまいそう。
玄関的なものはなく、お庭を通って縁側から入ります。
こちらは、北九州市にあるフレンチの名店のオーナーさんが息子さんにお店を譲ったあと津和野へ来て始めた半分趣味(!?)のようなお店で、店主のお顔はちと、いやホントはかなりコワめ((゚Д゚ll))
「いらっしゃいませ」という言葉もなく、最初はちょっとドキドキな雰囲気だったのですが、このご主人のキャラが面白くて(^w^)
ここにはメニューがなく(ちなみに飲み物はビールとワインのみでお冷やは出ないので、飲み物の持ち込みはOKだそうです)お昼はお弁当箱に入ったランチがいただけます。
このランチの内容がかなり本格的なジビエ料理なんですよー

室内が暗かったのでちょっとわかりづらいのですが、、、

始めに、サーモンのそば粉クレープ包み、めちゃくちゃぶ厚いマグロのカルパッチョ、鯵とピーマンのニース風サラダ、フグとネギの和え物、鶏もつのマリネ、猪肉のグラタン、スッポンの洋風茶わん蒸しが出て来ました。
ワタクシ、実は人生初スッポンでしたが、意外とあっさりしたスッポンのお肉が入った濃厚なスッポンスープの茶わん蒸し、おいしかったな~~

ここは店主が一人ですべてをなさっているので、料理ができるとご主人自らがその都度フライパンごと料理を持ってきて、「これ食べる?」と言って(←そりゃあ食べるでしょうよ
)お弁当箱に入れてくれる、というかぶち込むのです( ̄ω ̄)なので盛りつけなどは二の次なのですがwwでも料理の美味しさとご主人のキャラが最高で(*´艸`*)
上の写真のお弁当箱、左下の空いているスペースには、、、

ホロホロ鳥の串焼きと付け合わせとして、じゃがいものグラタン、焼き栗、むかごがぶち込まれました(笑)
栗は店主自らが収穫したようなことをおっしゃってたので、もしかしたら他のお野菜もこだわってるのかも。
私、長ネギがあまり得意ではないのですが、この時はとてもおいしくいただきました(^~^)
ホロホロ鳥もたぶんお初で、やっぱり鶏とは味が違うー
おいしー
と思いながらもぐもぐ食べていると、「食後にコーヒーでも飲む?」と聞かれたので「お願いします
」と答えたら、コーヒーと共に大皿に入ったできたてのブリュレを持って私たちのテーブルにやってきたご主人。目の前でブリュレの表面をバリバリさせるためにバーナーで焼き始めました。
と思ったらご主人、「これ、ちょっと焼いててくれる?」と私にバーナーを強引に渡し自分は厨房へ

‥‥え"~~~っっ



私、デザートの仕上げさせられちゃいました( ̄∀ ̄;)
そして表面バリバリでとてもおいしそうに仕上がった栗のブリュレと、ココナッツプリンはご主人の手で、かなり大雑把に器に盛りつけられました( ̄▽ ̄;)

盛りつけが超テキトーな上に、暗くて何がなんだかよくわからないのですが

これが両方とも美味し過ぎて(≧∀≦)
口に入れた瞬間「ウマーイ
」と叫んでしまいました(´▽`)これでランチは1,000円なんですよー
安いですよね!(^^)!しかもデザートなしだったら600円という話も‥‥
メニューがないので真偽は不明ですが、それにしてもすごいですよね


それに、私たち以外にもう一組お客さんがいらして、白ワインを飲んでいたのですが、その方もなんと1,000円


ご主人曰く「めんどくさいから、ま、いいや」ということらしいです。
そのワインもね、ボトルを1本持ってきて「好きなだけ飲んで」って言ってたんですよー。
もう、親切なのかただ適当なだけなのかよくわかんないけど( 。-ω-)
でもそのお客さん「また絶対来ます
」と嬉しそうに言ってて、そのやり取りを聞いてる私たちもなんだかとても嬉しくなっちゃった(^▽^*)いろいろとツッコミどころも多いお店ですが(笑)味とコスパは間違いなし( ̄ ̄)b
津和野で絶対リピしたいお店にめぐり会いました☆
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
『思黙庵』
島根県鹿足郡津和野町後田ロ685
0856-72-3636ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
ご主人がお一人でなさっているので、予約をした方が確実だと思います。
また事前に金額を伝えておくと、それに応じてコース料理を用意してくれるらしいですよ。