過去最高に売り上げた中国映画だそうです。
「とにかく面白いから、見ろ、見ろ」と、主人がしつこいので、見てみました。

確かに、おもしろかったです。
88回笑う。と言われているそうですが、そのくらいは笑ったかなあ・・・何度も大声あげて、笑いましたよ。


あらすじを、簡単に紹介しますと

徐朗と高博は、共同で油覇という物質を開発しています。油覇は、一滴たらすと油が何倍にも増える物質で、ガソリンや石油に使えば、その経済的効果は大きなものが見込めます。
徐朗は、まだ問題があるからさらに研究しようというのですが、高博は、フランス人に売って儲けようと、方向性が違ってきました。

売って大儲けするにしても、タイにいる大株主の周氏にサインをもらわないとできないということで、2人とも相手を出し抜いて、先にサインをもらって、自分だけが大金持ちになろうと企みます。

徐朗は、その仕事に熱中するあまり奥さんから離婚を宣告されてしまうのですが、契約書を手にして大金持ちになる夢をつかもうと、単身タイへと乗り込んでいきます。周氏の居所は、彼が滞在しているという寺院の建物写真だけが頼りです。その後を追って、高博もタイへ行くのですが、高博はその寺院の写真すら持っていないので、ひたすら徐朗を追跡するしかありません。

徐朗は、飛行機でたまたま宝宝という、直情型の性格をした、范冰冰のファンで、いつもサボテンを手に持った男性と隣合わせになります。うっとうしい奴だなと思うのですが、聞けば、北京でネギ餅(韓国のちぢみに近い食べ物)を売っているといいます。一日、800枚も売る人気店です。チェーン店にしたら、すごい金持ちになれるのにと徐朗はアドバイスします。

タイに着いて早々、徐朗はタクシーの中にパスポートを落としてしまいます。国内線の乗り換えも、ホテルに泊まる事もできなくて困っているところに、偶然、宝宝とばったり遭遇。お金はこちらが面倒みるからと言って、宝宝に一緒に旅行しようと誘って、宝宝のパスポートでホテルに泊まる事を思いつき、それを実行します。そうして、2人の珍道中の始まりです。

この宝宝が、微博という中国のFacebookに、2人の写真やホテルの写真をアップするので、ライバルの高博にすぐに徐朗の居場所がばれてしまったり、間違った寺に行くと、なんだかヤクザみたいな人たちに囲まれて危ない目にあったり、カーチェイスあり、象に乗って川を渡ったり、蛇に咬まれたり、とにかく、どちらが先に契約書を手に入れるか、高博と激しいデッドヒートを繰り広げます。

途中、徐朗が、宝宝に高博との関係をたずねられて、正直に仕事仲間だと言えばよかったのに、「実は、高博の奥さんと不倫した」と嘘を言ってしまいます。それで、それを信じた宝宝が高博に「お前の奥さんと徐朗は、デキてる」と告げてしまいまい高博は激怒、話しはさらにややこしくなっていきます。


と、ここまで書いて思ったのですが、
おもしろさは、ストーリーにあるのではなくて、やっぱり見ないとわからないよなあ。
あらすじを書けば書くほど、この映画のおもしろさから遠ざかっている気がします。
ああ、わたしって批評家にはなれないね。笑・・・。


セリフが早くて?、所々、「?」って部分があったのですが、とにかく、笑えます。

最後も、どんでん返しにつぐどんでん返しというか、え~~~!!というびっくりがありました。
少なくとも、私は、そこですか?!と思いました。
そして、なぜ主人が、見ろ。見ろ。と言ったのか納得。

セリフの中には、中国の映画を知ってないと笑えないところもあります。
でも、おすすめの一本です。笑って元気になりたい時に、どうぞ!!