「高田さん、大変でしたね。
本当にありがとうございました!
お客さん、喜んだでしょうねぇ!!」
「あ、はいっ!
何とかなって良かったです」
少し涙ぐんでいました
高田さんは別の課で仕事をしている
営業を補助する社員
通常の業務も進めながら
大きなトラブルに
10日間ほど対応してくれました
無事に収まって
ホッとしたところだったのでしょう
もう2週間前のことだから
思い出させてしまったかな…
そんな話をした翌日
高田さんが私のデスクに来た
「どうしたんですか?」
「実は…
ありがとうございました」
「えっ?」
「とてもうれしかったんです。
がんばって良かった
収まって良かったって。」
私もそう思ったから
昨日声を掛けたんだけど
何かあったのかなぁ…
「対応していたとき
課長も出張続きで
あちこちでオンラインで
指示をしてくれたり
議論したりしてたので
課長も大変だったというのは
分かってるんですけど」
そうだったよね
私も課長が帰って来て
ランチを一緒にしたときに
話を聞いたから
「でも
課長からは
『ありがとう』とか
労いの言葉とか
もらってないんです。
次々案件があって忙しいし
仕事だから
やって当たり前なのは分かってるから
そうしてほしいってことではないんですが
エレベーターロビーで
声を掛けてくれたとき
ようやく気持ちが
すーっとして
一つ終わったんだなって思うと
何だか涙が出てきて」
そういう涙だったんだ・・・
「また元気に前に進めそうです。
ありがとうございました
アンド
ただの愚痴ですから
忘れてください!」
役に立って良かったのかな
たまたまの立ち話なんだけど
課長同士で
飲みながら話した
心に余裕がなくなると
まずは機嫌が悪くなる
声を掛けてくるなっていう
オーラにまとわれるから
周りも遠慮するし
自分のことで精一杯で
メンバーの仕事の
進捗確認も忘れたり
言葉が少なくなるけど
「お疲れ様!」って言葉は
頭も心も通らなくても
使ってはいるから
コミュニケーションをとっている
つもり
会社や仕事、上司や同僚
愚痴もいっぱいあったけど
自身の至らなさにも
心と言葉を寄せて
デザートを口にした
Lala Careerでは
キャリア相談、転職コーチング、ジブン再発見セミナーなど、
ワーク・ライフについて考える機会を設けています。
ぜひ、ホームページも見てね!!
https://lala-career.com/



