大阪にある四天王寺からのレポート、続編。中心伽藍等を紹介します。 | ラブドールのララちゃんの旅日記

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 大阪にある四天王寺からのレポート、続編です。

 亀の池を挟んでみえている建物は、一番奥から、「太鼓楼」、「楽舎」、「北鐘堂」です。

 「太鼓楼」と「北鐘堂」は、前回の記事で紹介しました。

 「楽舎(がくしゃ)」は、毎年4月22日に厳修される「精霊会(しょうりょうえ)」において舞楽伶人が楽を奏する場所です。

 舞楽には「左方の舞」と「右方の舞」があり、楽舎も「左方作者(東側)」と「右方楽舎(西側)」の二舎に分かれて建ち、それぞれの対となる舞のときには楽が奏されます。

 左方楽舎と右方楽舎の中央には、「御供所」が建っています。

 「御供所」は、「聖霊会」において御供物を安置する場所です。

 これは、花崗岩の一材を削り貫いて造った石槽です。

 四天王寺西大門の西南外に手水鉢として使われていました。

 製作は、鎌倉時代と思われます。

 中世の石造遺品として貴重なものです。

 萬灯院(まんとういん)です。

 創建は、聖武天皇の願いによると伝えられています。

 もともと本尊は千手観音でしたが、戦災焼失にともない、真言宗泉福寺(大阪府和泉市)から十一面観音坐像を迎えて安置しています。

 脇壇には不動明王、 普賢菩薩などの諸仏を祀り、紙衣の羅漢を安置しているので、俗にこのお堂を「紙衣堂(かみこどう)」ともいいます。

 紙衣仏は五百羅漢の一人で、難病に苦しみながら紙の衣を着て修行しました。

 病苦に悩む者が自分を念じたならば、必ずそのその病気をなおしてやろうと請願をたてたと伝わっています。

 病気回復に功徳があるとされ、毎年10月10日の衣替え法要のときは多くの参拝客で賑わいます。

 古くは、1238年9月25日、藤原道家が万燈会(萬燈会)を修した記録が残っています。

 こちらは、萬灯院の隣にある、屋根がついた井戸の清浄水井戸屋形です。

 

 

 阿弥陀堂です。

 現在の本堂は、昭和28年に四天王寺末寺の三重県国束寺(くずかじ)の本堂を移築したものです。

 本堂西側のお堂は、納骨総祭塔に納骨されるお骨を仮安置する納骨堂です。

 法然上人二十五霊場の札所となっています。

 中心伽藍に入ってきました。

 うしろに見えているのは、西重門です。

 中心伽藍に入るには、この西重門で拝観料を払います。

 毎月21 日の大師会と22 日の太子会、3 月の春季彼岸会と9 月の秋季彼岸会は中心伽藍を無料で開放しています。

 金堂です。

 聖徳太子のご本地仏である救世観音をお祀りし、四方を四天王が守護しています。

 毎日11時より舎利出しの法儀が厳修されます。

 基壇下の青竜池より、白石玉出の清水が湧いており、この水を亀井堂に引いていると云われます。

 五重塔です。

 聖徳太子創建の時、六道利救の悲願を込めて、塔の礎石心柱の中に仏舎利六粒と自らの髻髪(きっぱつ)六毛を納められたので、この塔を「六道利救の塔」といいます。

 塔の入口は南北にありますが、通常開放しているのは北側のみです。

 南正面に釈迦三尊の壁画と四天王の木像をお祀りしています。

 今回、中心伽藍の紹介までしましたが、四天王寺からのレポートは、まだ続きます。

 境内には、本当に多くの建物があり、驚愕してしまいます。

 まだ、お付き合いのほど、ヨロシクお願いします。

 それでは、また・・・。

 

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