ピアノとへバーデン結節 | lala-l-art-de-vivreのブログ

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忙しい日常からひと時離れて、ひたすら街歩きを楽しんだり、たっぷり音楽に浸ったり。
私の大好きな旅の日記です。

「大人の趣味」としてのピアノを再開してからの4年間、徐々に「憧れのあの曲を・・・」などと思ってチャレンジするようになり、どんどん熱中してしまった私。ついつい、週末は4−5時間もピアノスタジオを借りて練習するようになってしまいました。


そして2022年の年末。ショパンのバラード第2番の練習に没頭していたとき、右手小指の指先に激痛が走るようになったのでした。よく見ると、第一関節がやや赤く腫れている。これは練習しすぎたせいに違いない・・・と思い、発表会前にもかかわらず練習量を控えめにしてみたものの、一向に良くならず。なんとか発表会を終えて(ひどい演奏でした・・・)指を休めたものの、痛みは増すばかり。

そこで整形外科を受診したところ、へバーデン結節だと診断されました。へバーデン結節は、指の第一関節の変形性関節炎。40代以降の女性に多いそうで、関節の変形自体は治しようがないので、痛み止めの湿布が処方されただけ。「10年もすれば症状が落ち着くことが多いから、なるべく手を使わないように」とのアドバイス。「10年って・・!そして手を使わないようにって・・・!」私の最大の趣味であり心のオアシスのピアノを弾かない方が良いというアドバイスに、大きなショックを受けたのでした。
とはいえ、本当に痛みがひどかったので、レッスンは中断し、ほとんど練習もできないまま数ヶ月が経過。できるだけ指を使わないようにしていたのに、腫れと痛みは全く引かず。そして、病院に行っても、さらに別の病院に行っても、湿布をくれるだけ。絶望に近い気持ちで過ごしながら丸1年が経過してしまいました。

そして2024年1月。いよいよ痛みがつらくて、色々と検索した結果、高麗手指鍼による鍼治療院を見つけ、藁にもすがる気持ちで受診してみることにしました。まずは毎週通ってみよう!と心に決めて通院。すると、2回目には腫れがひき、痛みも軽くなっていました。そして、3ヶ月目位には無理のない曲で短時間の練習ならば可能な状態になり、5ヶ月目位には、無理のない曲であれば2時間程度弾いても痛みが出ない状態に。再来週久しぶりに受診して大丈夫そうであれば、いよいよ鍼治療は卒業です! 1年半も休んでしまったレッスンも、まずは月1のペースで再開することにしました。

 

ついつい嬉しくて練習を張り切ってしまいそうですが、「技術的にチャレンジングな曲は当面避ける」&「週末でも1日の練習は2時間まで」というルールを自らに貸して、持続可能なペースで楽しんでいこう!と心に誓う私です。