新年が明けて患者さまから『春の七草』をいただきました
K様ありがとうございます
すずしろ、せり、はこべら、ほとけのざ、すずな、ごぎょう、なずなが入っています
知り合いの鍼灸の先生はお家の近くに生えている野生の七草を採っておられました
すご~い
早速朝から『七草粥』を作りました
私が看護師時代に病院勤務をしていた頃、朝も昼も夜もいったい何曜日なのかもわからないくらいの勤務を(看護師の勤務では当たり前のことなんですけどね)していました。
季節の行事などは患者さんのお食事で気がつくことが多々あり、この七草粥もその一つです。
七草粥は正月行事として定着していますが、本来は1月7日の「人日(じんじつ)」の日に行われる「人日の節句」の行事で、五節句のひとつなんだそうです。
人日って初めて聞いたのですが…調べてみました
人日とは文字通り "人の日"という意味で、中国の前漢の時代に、元日は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪、4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人の日としてそれぞれの占いをたて、8日に穀を占って新年の運勢をみていたことに由来します。
さらに唐の時代には、人日の日に「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という7種類の若菜を入れた汁物を食べて、無病息災を願うようになりました。
この風習が日本へ伝来し、年のはじめに若菜を摘んで頂戴し自然界から新しい生命力をいただく「若草摘み」という日本古来の風習と結びついて「七草粥」となり、平安時代の宮中行事として七草粥を食べるようになったようです。
最近では、この歴史的な意味よりもお正月のご馳走に疲れた胃腸をいたわるという意味合いの方が強くなっていますね
疲れた胃腸を休めるとももに七草粥を食べることで、新年の無病息災を願います
皆様も今年一年、無病息災でありますように