ジムの地元の小学校を、自分はインターナショナルスクールと密かに呼んでいる。

タイ🇹🇭チェンマイは、日本🇯🇵と違って校区と言うのが無い為、地元のタイ人の子達のほとんどは、地元の学校には行かずに、チェンマイ市内や他のエリアの学校に行っているようだ。

では、誰が、ジムの近くの小学校に通っているか、と言うと、そのほとんどは、出稼ぎミャンマー人の子のようである。

元々のルーツがミャンマーでも、タイ🇹🇭のIDを所持していれば、タイ人として扱われ、子供達も学校に行けるそうな。

自分の中では、将来有望な小学校6年生の双子が、3週間前から弟子入りした。

彼らがやり出してから、放課後、暇を持て余した小学生が何人か、練習に参加したり、見学したりしている。

その内の何人かは、バイク🛵に乗ってやって来る。

小学生がバイク通学？

日本🇯🇵では、見かけない光景が展開されている。

双子は、ジムに歩いてくるか、友達のバイクに乗せてもらって来ている。

その友達の内の一人に対して、自分は氣になっていた。

前に来てた子に似てるな？

前と言っても7年前である。

あの時、来ていた子で、後少しで、リングに上げれるな、と言う子が４人いた。

当時いたコーチのジョーと自分は、彼らを四人組と呼んでいた。

そろそろ試合を組んでもらおうとしたら、一斉に来なくなった。

しかも、地元で見かけなくなった。

出稼ぎのミャンマー人は、道路工事などの建設現場や田植えや農園での摘み取り作業など農業関係の所で働く人が多い。

だから、その現場が終わると次の現場へ、と言うのは当然あるだろう。

でも、挨拶無しで来なくなるとは、こちらにしたら、礼儀作法もあったもんじゃない。

時間と労力の無駄を感じたのを思い出す。

彼らのお陰で、地元のタイヤイの子らは、ある意味信用ならんな。これは、少数精鋭で行こう、と内弟子としか練習しなくなって行った。

その内弟子も、そう言えばタイヤイ族。彼も結局は、不義理していなくなった。

4人組の中で一番真面目で、スタミナがあり、頑張っていた子に、その子は、顔が似ている。

あの子に似てるけど、小学生の制服を着ているから、彼ではない。

そう、タイでは、小学校どころか、大学にも制服がある。伝統的な衣装を着る日もある。

あの子の親戚かなんかか、それとも、タイヤイ族には、あのタイプの顔が多いのか。

その子は、練習している様子を黙って見ているので、時々、練習の動画撮影をその子に頼んだりしていた。

自分達が練習していると、その子は、会長に話しかけて来たそうである。

「お姉さんは、先生といつから一緒にいるのですか？自分が練習に来ていた時、居ませんでしたね。先生は、自分の事を忘れていると思うけど。」

練習後、会長が、その子との会話を伝えて来たので分かった。

やっぱり、あの子やったんや。

でも、あの時、11歳やったから、今は、18歳。

18歳の小学生。

そりゃ、バイク🏍にも乗るわな。

本人曰く、勉強が進んでいないから、だそう。

色々あるタイ🇹🇭チェンマイです。

前例真ん中の四人が四人組。前例向かって右から2人目が謎の小学生。

これだけいても、試合に出たのは結局、写真の中からは一人。誰だかわかりますか？

正解は、

根性があって、続ける才能が有れば、ある程度までは確実に持っていけるのだけど、皆んな勿体無い。