こんにちは!
らふらんすです。
今日は、みどりの日(祝日)ですね♪

5月は新緑が眩しい季節、ということで小学校時代に行った遠足の話を書きます。
お世話になった校長先生も出てきます!

4月に書いた小学校の校長先生のお話は、こちらです。

小学校3年生に進級してから1ヶ月くらい経った頃、3年生全員で行く遠足がありました。

私が通った小学校は、2年に1度クラス替えがありまして、クラス替えで初めて同じクラスになった子達もいました。
新しいお友達とも仲良くなってきたかな~というタイミングでの遠足でした。

行き先は、根岸にある根岸森林公園。
小学校の遠足で電車に乗って横浜山手方面へ出かけるのは初めての経験だったので、行く前から友達と楽しみにしてました。
※仲良しの友達とは、クラス替えで別のクラスになったのですが、毎日一緒に学校へ行っていてお互いのクラスの話をよくしてました。

根岸駅から根岸森林公園へは、徒歩だと坂道を結構歩くのですよね…。
※今、行こうとするなら車で行きます。

でも、小学生は元気だからそんなこと気にはしませんし、クラスの友達とお喋りしながら歩いていたらあっという間に到着しました(笑)

崖の上にある公園(台地のキワ)なのですけれど、園内は広かったです。

芝生の広場が至るところにありまして、学年全員で行うレクリエーションの時間は、芝生の上をみんなで駆け回っていました。

午前中は、クラスの友達との交流の時間として学年レクリエーションが設けられていましたが、昼食時間以降に自由時間がありました。

何人かの友達と遊歩道を歩いたり、園内を散歩してみました。

遊歩道には木々が生い茂っており、風が吹くと新緑の葉っぱたちがサワサワと優しい音をたてていて、とても気持ちが良かったのを憶えています。

遠足の日は、いいお天気で公園内を歩くだけでも気持ち良かったのですが、自由時間には限りがあり、集合時間が迫ってきました。

私達が荷物を置いていた場所(集合場所)に急いで帰ろうとすると…近くの芝生広場に1人で寝っ転がるオジサンの姿が目に留まりました。

「あの人ってもしかして…校長先生?」

「いつも被っている帽子が似ているから、そうかもしれない。」

「今も寝ているようだけれど、集合時間に間に合うのかな?」

「誰かが声を掛けてみる?」

「そんなことをしたら、集合時間に間に合わなくなるよ…先生達に怒られるのは嫌だよー。」

「どうしようか?」

こんな会話をしながら友人達と歩いていたら…

「君たちは、○○小学校の児童だね」

芝生の上に寝ていたオジサンは、起き上がって、私達に声を掛けてきました。

張りのあるお声、やっぱり校長先生でした。

「どうしたの?そんなに急いで歩いて。こっちに来て芝生に寝っ転がると気持ちいいよ!」

私達全員、どうお返事したらいいか分からずにいましたら…

「何かあるのかな?話してごらん。」

とても優しい声でした。

「僕達、もうすぐ集合時間で戻らなくてはいけないんですけど、校長先生はここにいても大丈夫ですか?」

一緒にいた男の子が、みんなが言いたいことを校長先生に聞いてくれました。

校長先生は、眉をひそめるような素振りをした後に笑いながら仰いました。

「私はいいんだよ(笑)、でも君たちは急ぐ必要があるみたいだね。もうそんな時間なのか。」

「こんな気持ちの良い日だから、君たちも僕と一緒に芝生に寝てみるといいよ。」

「みんな、こっちにおいで。」

私達全員を校長先生がいらした芝生のあるところに呼びました。

「たとえ集合時間に遅刻しても、僕(校長先生)と一緒にいたと先生方に話せば、怒られることはないから大丈夫。心配しなくていいよ。」

「さあ、みんなで芝生に寝転んでみようか。」

私達は芝生の上にゴロンと寝て、空を見上げてみました。

芝生の青々とした草の匂いと空の青さ、太陽の日差し(お日さまの香り?)を身体いっぱいに感じたのをよく憶えています。

昼下がりのいい時間、ちょっと寝転んだ後は起き上がって校長先生とお話をしました。

きっと、校長先生は進級してクラス替えをした後の子ども達の様子をお知りになりたかったのでしょうね。

私達のする他愛のない話をニコニコしながら聴きながら、公園内の木々や花のお話を聞かせて下さいました。

もっと校長先生とお話したいな。
私は、次に話すことを考えていたら…

突然、校長先生がパンッと手を叩きました。

「楽しい時間は時間の経つのが早いな。」

「そろそろ限界の時間だから行こう!」
※現地出発の時間が迫っていたようでした。

「みんな、急ぐぞ。」

「全員クラスに戻る時には、担任の先生に必ず校長先生と一緒だったと言うんだよ。」

それから、すぐに私達は集合場所に走って戻りました。

幸いにも、校長先生から言われた通りに担任の先生に報告をしましたら、お咎めなく帰ることが出来ました。



5月の遠足の後、校長先生のお話を聴く時は以前よりもリラックスしていたように思います。

コワモテな雰囲気を纏っていたのは変わらなかったけれど、私達児童を見る目が優しかったのだと気づけたのは良かったです。

校長先生、私達の目線に立って語りかけてくださったことに感謝します。
どうもありがとうございました!




【追 記】


先月、えみさんの整体に行った時にご馳走になった、幸せを呼ぶ青いチョコレートです。

鳥仲間のうるるさんから頂いた品だそうで、ご相伴にあずかりました。

うるるさんのブログは、こちらです。

箱の中身は、このような色をしたチョコレートでした。

ひとくち頂いたら、何だかホンワカした優しい気持ち溢れるような気がした不思議なチョコレートでした。

ホワイトチョコレートベースのチョコレートで美味しかったです♪

ご馳走さまでした!