SNECMA C450 coleoptere
スネクマ コレオプテール 垂直離着陸実験機
(scissors and planes) 1:144スケールペーパークラフト
垂直離着陸機で続投している今月の製作物ですが
今回はフランスの実験機、コレオプテールを作成です
ドラム缶のような円筒形の主翼が特徴的な機体
主翼を支える内翼も小さな尾翼も全てが4方向に対称に備えられていて
一見バランスは良さそうです
製作したSNECMA社はフランスのエンジンメーカーで
今日でも世界中の旅客機のエンジン製作の多くをシェアを占める大企業ですが
航空機自体を製作したのはこのコレオプテールの一度のみでした
ジェットエンジンにドラム缶被せて操縦席を付けただけのようなシンプルなこの機体
航空機開発に乗り出した、というよりは或いはSNECMA社のエンジン技術の
プロモーション的な存在だったのかもしれません
シンプルで軽量な機体とジェットエンジンの推力から
他のテールシッター式の機体にも言えますが
水平飛行に成功したとして今度は機首を上に垂直に下降して
着陸を行う訳でその制御に困難が伴う事は想像に難くありません
見事に面白系というかキワモノばかりの今月の製作機
夢の飛行機…というよりは熱でうなされながら見る夢みたいな絵面です
VJ101Cはちょっと混ぜると可愛そうですが
今回作成のモデルはいつものscissors and planes様の型紙ですが
いつもの1:100スケールのシリーズではなく
フリー配布されているミニスケールの1:300モデルを1:144へ
拡大したものなので部品数は少なくシンプルな構造です
いつも通りに機首から順番に作成
元が小スケールモデルなのでインテークの内側は未再現で黒塗りです
エンジンとコックピットだけ、といった感じの寸胴の胴体
円筒翼を支える内翼を取り付け
ドラム缶の内側を取り付け
上下にドラム缶の外側を被せます
変な構造だからどうなるかと思ったけれど案外上手くいきました
着陸脚の支柱を備えた尾翼を取り付け
完成です
元が小スケールモデルなので製作時間は短めでした
作りこむならインテークの内側や単純な張り合わせ構造の着陸脚の
再現ですね、面白い機体なので大きなスケールでも作ってみたい所です

















