修学旅行の不安 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、息子が修学旅行に出かけました。息子は、朝から、ノリノリで、ケロロ軍曹の歌を歌いながら上機嫌で集合場所へ歩いて行きました。母と別れるのは、ぜんぜん平気だったようです。下見に行ったおかげですね。見通しがたっているので、安心してでかけられたようです。


息子は、上機嫌でしたが、母は、不安でした。何故かというと、学校へ、今回の修学旅行について、いろいろお願いしたのですが、お願いしたことをきちっとやってもらえるかの確約がとれていないからです。


今まで、学校行事に出かけるときには、事前にサポートブックを作って、付き添う先生にお願いできました。今回も、サポートブックを作ったのですが、それをお願いする息子の担当になる先生が直前まで決まらず、十分な説明が出来ていないまま、送り出すことになってしまったからです。


細かいことは、支援級の先生にお願いをしましたが、女性の先生で、別な支援級のお子さんにつくので、思春期に入った息子の支援は、支援級ではない男の先生の担当ということになりました。


その先生に決まったのが、木曜日のこと、金曜日は、その先生はお休み、さらに今朝お願いをしようと思ったら、集合場所に来ていませんでした。


今朝会えなかった時の予防策として、金曜日に、保湿剤の塗り方等、息子についてのお願いを書いたサポートブックを支援級の先生に託しておきました。なので、行きの電車の中ででも、その男の先生に見てもらえるとは思うのですが、顔を見てのやり取りが、まったくできていないので、すごく不安です・・・・・


また、今回支援級の先生は、お願いした事に対して、「息子さんは、大丈夫です」の一点張りで、親の不安、もしもの時の対応を一緒に考えてはくれませんでした。気持ちを受け止めてもらえない事は、すごく不安を掻き立てます。


どうなるのか、わからない不安、見通しの立たない不安、準備不足に対する不安、きっと自閉症の子ども達も、このような不安に包まれて日々生活しているのでしょうね。


たぶん息子のことですから、理由があってですが、自分勝手なことをしていると思います。たいへんなのは、先生と周りの子だと思います。いろいろお願いできなかったので、迷惑掛けていることでしょう。同じ班、同じ部屋の子、本当に、すいません ( ̄_ ̄ i)


周りは、たいへんでも、『超』の付く自由人な息子ですから、本人は、いたって楽しく過ごしていると思います。ここは、安心できるところです。


消灯が9:45.と早いです。毎年、完徹で一睡もしない子も多いそうですが、息子は、たぶん11時になったら周りがどんなに騒いでいても寝てしまうと思います。明日は、元気に笑顔でかえって来て欲しいものです。夕飯は、息子の好きなキツネそばにしようと思っています。


【今日のいいこと探し】


今日は、母の日ということで、娘が主人と夕飯を作ってくれました。作る様子は、なんだか危なっかしかったですが、おいしい卵焼きと、ハンバーグが出来上がりました。母、感激です。


自閉症スペクトラムの窓-母の日ごちそう


夕飯後、お風呂に入りながら、娘が「お兄ちゃんいないと、家の中静かだね」と、ぽそっとつぶやいていました。「お父さんとお母さんを一人じめ出来てうれしい」と言っていましたが、なんとなく、淋しくなったのでしょうね。